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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第483号

2012年5月29日

トピックス

油井宇宙飛行士、NEEMO16訓練に向けた準備を実施中!

微小重力環境を模擬した訓練を行う油井宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

微小重力環境を模擬した訓練を行う油井宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

油井宇宙飛行士は、6月11日から開始が予定されている第16回NASA極限環境ミッション運用(NASA Extreme Environment Mission Operations: NEEMO16)訓練に向け、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて準備訓練を行っています。

NEEMO訓練は、米国フロリダ州沖合の海底約20mに設置された「アクエリアス」と呼ばれる閉鎖施設内で生活を行い、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションなどで必要となるリーダーシップやチームワーク、自己管理などの能力を向上させるとともに、ISSおよび将来的な惑星探査に向けた新技術・ミッション運用技術の開発などを目的として実施します。

今回のNEEMO16訓練では、小惑星探査を想定した船外活動や、小型潜水艦との船外での協働作業などが計画されています。

油井宇宙飛行士らNEEMO16訓練参加者は、準備訓練として、小惑星探査に関する講義の受講や船外活動で使用するツールの確認、微小重力環境を模擬した訓練などを行っています。また、海中での活動に向けた準備として、泳力検査、応急手当や心肺蘇生法などの緊急事態対応訓練なども行っています。

油井宇宙飛行士らは、6月3日にフロリダ州キーラーゴへ移動します。移動後、6月4日から10日にかけて基本的なスキルチェックやアクエリアス周辺の確認を目的としたスクーバダイビングなどの事前訓練を行い、6月11日からNEEMO16訓練を開始する予定です。


【Pick Up】「宇宙飛行士活動レポート」にて油井・大西・金井宇宙飛行士による活動報告「新米宇宙飛行士最前線!」連載開始
金井(左)、油井(中央)、大西(右)宇宙飛行士(出典:JAXA)

金井(左)、油井(中央)、大西(右)宇宙飛行士(出典:JAXA)

宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターの「JAXA宇宙飛行士活動レポート」にて、油井・大西・金井宇宙飛行士による活動報告「新米宇宙飛行士最前線!」の連載を開始しました。

油井宇宙飛行士らJAXA宇宙飛行士ルーキーズが、宇宙飛行士としてのスキルを磨く様々な訓練やJAXA職員としての日々の業務などの活動をレポート形式で皆様にお伝えします。三者三様、それぞれの言葉で綴られるレポートをお楽しみください。

連載初回となる2012年4月号では、油井宇宙飛行士がNEEMO16訓練に向けた準備の模様を、大西宇宙飛行士がT-38ジェット練習機による操縦訓練について、金井宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)の米国モジュールに関する訓練について、それぞれレポートしています。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1454日経過しました

「きぼう」で国際共同宇宙放射線計測「マトリョーシカ-R」実験開始

「きぼう」船内実験室に設置されたマトリョーシカ-R球体ファントム(出典:JAXA/FSA)

「きぼう」船内実験室に設置されたマトリョーシカ-R球体ファントム(出典:JAXA/FSA)

5月21日から、「きぼう」日本実験棟船内実験室で宇宙放射線の物理計測「マトリョーシカ-R球体ファントム実験」を開始しました。

この実験では、人体組織等価物質材料で作られた球体型の実験機器内にロシアと日本の宇宙放射線線量計を設置し、擬似的に人体の深部線量被ばくを計測することで、宇宙飛行士に対する宇宙放射線被ばくのリスク評価を行います。

実験の実施と軌道上運用は、JAXAとロシア連邦宇宙局(FSA)、ロシア生物医学問題研究所(IBMP)、RSCエネルギア社が国際研究協力協定に基づいて行います。2011年から2016年の間に3回の実験を実施する予定で、今回はその第1回目となります。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4939日経過しました

第31次長期滞在クルー

オレッグ・コノネンコ(コマンダー、ロシア)、アンドレ・カイパース(ESA)、ドナルド・ペティット(NASA)宇宙飛行士のISS滞在は157日、ゲナディ・パダルカ(ロシア)、ジョセフ・アカバ(NASA)、セルゲイ・レヴィン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は12日経過しました。

ドラゴン補給船がISSとの結合に成功、民間の商業輸送機としては初の快挙

SSRMSに把持されたドラゴン補給船(出典JAXA/ESA/NASA)

SSRMSに把持されたドラゴン補給船(出典JAXA/ESA/NASA)

5月22日にファルコン9ロケット3号機により、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられたドラゴン補給船試験2号機(C2+)は、軌道上で実施された機能確認試験やランデブ試験に成功し、ISSへの結合を承認されました。

ドラゴン補給船は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と同様の方式で、5月25日午後10時56分にISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)に把持され、5月26日午前1時02分に「ハーモニー」(第2結合部)の地球側ポートに結合されました。

その後、同日午後6時53分にドラゴン補給船とハーモニー間のハッチが開かれ、ISSコマンダーのコノネンコ宇宙飛行士とNASAのペティット宇宙飛行士が最初にドラゴン補給船内へ入室しました。

ドラゴン補給船は搭載品の運び出し作業や回収品の積み込み作業などを行った後、5月31日にSSRMSによりハーモニーから取り外され、ISSの軌道から離脱する予定です。離脱後は大気圏再突入が行われ、与圧部本体が帰還カプセルとして海上で回収されます。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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