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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第402号

2010年9月28日

トピックス

MAXIの成果が日本天文学会の記者会見で発表されました

MAXIで観測したブラックホールX線新星の画像(出典:JAXA/RIKEN/MAXIチーム)

MAXIで観測したブラックホールX線新星の画像(出典:JAXA/RIKEN/MAXIチーム)

MAXIサイエンスニュース(出典:JAXA/RIKEN/MAXIチーム)

MAXIサイエンスニュース(出典:JAXA/RIKEN/MAXIチーム)

全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)で観測したブラックホールX線新星について、青山学院大学と理化学研究所のMAXI研究チームが進めていた研究の成果が、9月21日に行われた日本天文学会の記者会見で発表されました。

2009年10月23日にいて座に出現したX線新星(XTE J1752-223)をMAXIで観測した結果、この星は新種のブラックホール新星であることがわかりました。

ブラックホールは単独では観測することが困難ですが、普通の恒星とペアになったブラックホールでは、恒星からのガスが流入し始めると、電波からX線までの広い波長で爆発的に明るく輝きだすことが知られています。この爆発現象はアウトバーストと呼ばれています。

今回の研究では、このX線新星が出現してからアウトバーストが終わるまでの8ヶ月にわたり、MAXIによる観測データをほぼ連続的に取得しました。観測データを詳細に解析したところ、このX線新星がブラックホールを伴う星であり、また従来のブラックホールを伴う星とは異なり、階段状にゆっくりとX線の明るさが増加していることを発見しました。この階段状の光度変化は、これまでの理論では説明がつかないため、この星は新種のブラックホール新星であることが判明しました。

MAXIは超新星やブラックホールと関わりの深いX線新星、γ線バーストなどの変動現象を世界中に速報し、光や電波などとの同時観測を促進します。さらに、変動する全天X線源のカタログを作成し、これまでに知られていなかった暗いブラックホールや中性子星などを検出するとともに、活動銀河など激動する宇宙の姿を明らかにすることを目指しています。

ホームページでは、MAXIサイエンスニュースを随時掲載しています。MAXIにより観測されたブラックホール新星のX線増加の発見の速報、新天体の発見、活動銀河の最大フレアを捉えるなど、毎号大変興味深い話題を掲載していますので、ぜひご覧下さい。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から845日経過しました

FACET実験に向けた準備を実施、JAXA PCG実験などを継続中

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、「ファセット的セル状結晶成長機構の研究」(FACET)実験に向け、流体実験ラックの溶液結晶化観察装置(Solution Crystallization Observation Facility: SCOF)に取り付けられた実験用供試体の配置換えを行いました。その後、9月20日に配置換え後の機能確認を行い、FACET実験機器の機能に問題がないことを確認しました。

また、9月22日には、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」の第3シリーズに向け、流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)の準備作業を行いました。

蛋白質結晶生成装置(Protein Crystallization Research Facility: PCRF)では、「タンパク質結晶生成実験」(JAXA PCG)の3回目が行われています。実験は約2ヶ月半にわたり継続して実施され、生成されたタンパク質結晶は、11月末頃に帰還が予定されているソユーズ宇宙船(23S)で地上に回収される予定です。

そのほか、2次元ナノテンプレート作製実験を「デスティニー」(米国実験棟)の冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)で引き続き行っています。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。なお、超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)は、観測運用の再開に向けた作業が引き続き進められています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4330日経過しました

22Sは当初の予定より1日遅れて、9月25日にカザフスタン共和国へ着陸

帰還した(左から)カードウェル、スクボルソフ、コニエンコ宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA/Bill Ingalls)

帰還した(左から)カードウェル、スクボルソフ、コニエンコ宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA/Bill Ingalls)

2010年4月からISSに滞在していた第23次/第24次長期滞在クルーのアレクサンダー・スクボルソフ、トレーシー・カードウェル、ミカエル・コニエンコ宇宙飛行士を乗せたソユーズ宇宙船(22S)は、9月25日午前11時02分にISSから分離し、同日午後2時23分にカザフスタン共和国へ無事着陸しました。第23次/第24次長期滞在クルーのISS滞在期間は174日でした。

当初、22Sは9月24日にISSから分離して地上に着陸する予定でしたが、22Sが結合していたロシアの小型研究モジュール2(Mini-Research Module 2: MRM2)の結合機構でフックとラッチの開放トラブルが発生したため、22SのISSからの分離と着陸は9月25日に延期されました。

第25次長期滞在クルーのISS滞在は、ダグラス・ウィーロック、フョードル・ユールチキン、シャノン・ウォーカー宇宙飛行士が102日経過しました。

ウィーロック宇宙飛行士らは、新たなクルーが到着するまでの間、3名でISSを運用します。新たに第25次長期滞在クルーに加わるスコット・ケリー、アレクサンダー・カレリ、オレッグ・スクリポチカ宇宙飛行士を乗せたソユーズ宇宙船(24S)は、10月8日にロシアのソユーズロケットにより、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、10月10日にISSへドッキングする予定です。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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