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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第521号

2013年2月26日

トピックス

星出宇宙飛行士ミッション報告会を東京で開催、多くの参加者でにぎわう

ミッション報告会に参加する星出宇宙飛行士とJAXA関係者(出典:JAXA)

ミッション報告会に参加する星出宇宙飛行士とJAXA関係者(出典:JAXA)

2月21日、星出宇宙飛行士は、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで開催された国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッション報告会に参加しました。

報告会では、最初にステージの大きなスクリーンにISS長期滞在ミッションの映像が映し出され、星出宇宙飛行士が打上げから帰還までの概要を解説したほか、軌道上での活動や生活の様子などを紹介しました。

続いて行われたトークセッションの第1部で、星出宇宙飛行士は、自身の活動を地上から支援したJAXA関係者とともに、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機ミッションなどの経緯や軌道上でのエピソードを語りました。また、第2部ではゲストとともに、宇宙開発における日本の貢献などについて語りました。

報告会の中で、星出宇宙飛行士は、船外活動を振り返って「目の前に広がるのは、地球と宇宙だけという数分間があり、その時、怖いと思いながらも感動して鳥肌がたちました。この宇宙の中で地球がなければ生きていけないと改めて感じた瞬間でした」と語りました。

また、軌道上でのトラブルに関して、夜の時間帯にISSのトイレが故障し、地上から修理を今夜やるか明日にするかを聞かれた時、クルーはお互いの目を見て「今日やる、そのくらい重大なシステムだ」と即決したというエピソードを披露し、参加者の笑いを誘いました。

星出宇宙飛行士は、そのほか、2月22日に広島県三原市の芸術文化センターを、2月23日に山口県岩国市の市民会館を、2月24日に静岡県浜松市の浜北文化センターを訪れ、ISS長期滞在中の活動などについて報告するととともに、会場に集まった参加者と交流しました。

インフォメーション

3月9日(土)、星出宇宙飛行士報告会&HTVシンポジウムをライブ中継!

3月9日(土)開催の、星出宇宙飛行士による小・中学生対象の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッション報告会と、宇宙ステーション補給機「こうのとり」シンポジウムの模様を、会場にお越し頂けない皆様にもご覧頂けるよう、インターネットライブ中継を行います。

放映予定などの詳細はホームページで随時お知らせいたしますので、ぜひご覧ください。多くの皆様のご視聴をお待ちしています。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1727日経過しました

MAXIによる観測で“極”超新星の痕跡を発見、天の川銀河では世界初

MAXIによる全天X線画像(出典:理研/JAXA/MAXIチーム)

MAXIによる全天X線画像(出典:理研/JAXA/MAXIチーム)

「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームに設置されている全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)による観測で、はくちょう座方向に超新星爆発の痕跡を発見しました。これは通常の超新星爆発の100倍もの大きな爆発で、その規模から“極”超新星と推定されました。天の川銀河では、極超新星もその痕跡もこれまで見つかっておらず、今回が天の川銀河内での世界初の発見となります。

MAXIのソリッドステートスリットカメラ(Solid-state Slit Camera: SSC)は、2009年8月の観測開始以来、全天にわたり広がっている高温度領域を観測してきました。その全天観測マップから、はくちょう座の方向に大きく広がった高温領域を確認し、これを詳細に解析した結果、およそ2~3百万年前に爆発した極超新星の痕跡の可能性が高いとの結論に達しました。この成果は、日本天文学会の欧文雑誌「Publication of Astrophysical Society of Japan(PASJ)」に受理されました。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから5212日経過しました

第34次長期滞在クルー

ケビン・フォード(コマンダー、NASA)、オレッグ・ノヴィツキー(ロシア)、エヴゲニー・タレルキン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は124日、クリス・ハドフィールド(CSA)、トーマス・マーシュバーン(NASA)、ロマン・ロマネンコ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は66日経過しました。

クルーは通信障害の対応などに忙しい日々を過ごす、ISSのリブーストを実施

第34次長期滞在クルーのフォード宇宙飛行士らは、科学実験やメンテナンス作業のほか、国際宇宙ステーション(ISS)で発生した通信障害の対応などに忙しい日々を過ごしました。

2月19日午後11時45分頃、米国のデータ中継衛星(Tracking and Data Relay Satellite: TDRS)を経由したISSと地上との交信ができないトラブルが発生しました。ISSのコマンド・コントロール・コンピュータのソフトウェア更新作業中に発生したことから、この作業が原因と推測されています。

ロシアの地上局とISSとの直接交信により、軌道上のクルーに対処としてバックアップコンピュータに切り替えるよう指示が出され、2月20日午前2時34分に通信障害は復旧しました。

2月22日、プログレス補給船(49P)のスラスタ(小型のエンジン)を使用したISSのリブースト(軌道上昇)が行われ、ISSの平均軌道高度は約1km上昇して約410kmとなりました。今回のリブーストは、3月15日に予定されているソユーズ宇宙船(32S)の帰還と、3月28日に予定されているソユーズ宇宙船(34S)の到着に備えて実施されました。

32Sの帰還および34Sの到着に先立ち、ドラゴン補給船運用2号機(SpX-2)がISSへ到着します。SpX-2は、3月2日午前0時10分にファルコン9ロケットにより、ケープカナベラル空軍基地40番射点から打ち上げられる予定です。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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