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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第394号

2010年8月 3日

トピックス

HTV2号機が筑波宇宙センターを出発し、種子島宇宙センターに到着


島間港に下ろされるHTV2号機(電気モジュールおよび推進モジュール)(出典:JAXA)

島間港に下ろされるHTV2号機(電気モジュールおよび推進モジュール)(出典:JAXA)

島間港を出発するHTV2号機(出典:JAXA)

島間港を出発するHTV2号機(出典:JAXA)

7月29日未明、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)2号機の推進モジュールと電気モジュールが、種子島宇宙センターに到着しました。

7月23日未明に筑波宇宙センターを出発したHTV2号機の推進モジュールと電気モジュールは、土浦新港から船に積み込まれ、銚子港経由で種子島の島間港に到着後、島内を移動し、種子島宇宙センターに搬入されました。今後、搬入後の点検作業が行われる予定です。

なお、種子島宇宙センターでは、先に搬入されたHTV2号機の補給キャリア与圧部と補給キャリア非与圧部の搬入後の点検作業が行われています。今回搬入された推進モジュールと電気モジュールの点検作業などが終了した後、10月末頃にHTV2号機は全機結合され、打上げに向けた最終準備段階に入ります。

HTV2号機は、2010年度冬期にH-IIBロケットに搭載されて、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

インフォメーション

野口宇宙飛行士ミッション報告会の模様をインターネットでライブ中継します


記者会見を行う野口宇宙飛行士(出典:JAXA)

記者会見を行う野口宇宙飛行士(出典:JAXA)

8月5日(木)、野口宇宙飛行士によるISS長期滞在ミッション報告会を東京都千代田区の日比谷公会堂で開催します。

このミッション報告会の模様を、会場にお越しできない多くの皆様にもご覧頂けるよう、以下の配信協力サイトにてライブ中継を行います。ライブ中継の詳細につきましては、それぞれの配信協力サイトをご覧ください。皆様のご観覧をお待ちしています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4274日経過しました

ISSの熱制御システムに故障が発生、船外活動による交換修理を予定

無重量環境訓練施設(NBL)におけるポンプモジュール交換手順の検証試験の様子(出典:JAXA/NASA)

無重量環境訓練施設(Neutral Buoyancy Laboratory: NBL)におけるポンプモジュール交換手順の検証試験の様子(出典:JAXA/NASA)

第24次長期滞在クルーのISS滞在は、アレクサンダー・スクボルソフ、トレーシー・カードウェル、ミカエル・コニエンコ宇宙飛行士は121日、ダグラス・ウィーロック、フョードル・ユールチキン、シャノン・ウォーカー宇宙飛行士は46日経過しました。

クルーは、科学実験やメンテナンス作業のほか、ロシアの船外活動、ISSの外部能動熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)の故障の対応などを行いました。

7月27日、ロシアの船外活動が行われ、ユールチキン、コニエンコ両宇宙飛行士は、ロシアのオーラン宇宙服を着用し、ロシアの小型研究モジュール1(Mini-Research Module 1: MRM1)外部の整備作業などを行いました。

8月1日、ISSの熱制御を行うETCSの冷却ループの1系統に故障が発生し、クルーは熱制御システムへの負荷を下げるため、一部機器の電源を切るなどの対応を行いました。なお、ISSの熱制御機能は冷却ループのもうひとつの系統で維持されており、クルーの安全に影響はありません。

NASAは、ETCSの故障した1系統を復旧させるため、冷却システムに液体アンモニアを循環させるためのポンプモジュールを、船外活動により交換する予定です。交換修理を行うための船外活動は、米国時間8月6日と同8月9日の2回にわたり行われます。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から789日経過しました

ISSの熱制御システム故障の影響により、一部の「きぼう」の実験装置を停止

8月1日、ISSのETCSの冷却ループの1系統に発生した故障の影響により、「きぼう」への給電用電源変換装置の2つのうち1つの排熱ができなくなったため、「きぼう」内の実験装置を一部を除いて停止するとともに、当該電源系統(2系統のうち1系統)を遮断しました。

なお、「きぼう」はもう1つの電源系統により維持されており、「きぼう」内で活動するクルーの安全と、「きぼう」内にある実験装置を含む搭載機器に問題はありません。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、ETCSの故障の対応として、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)および超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)の観測を中断し、装置の温度を保つため、ヒーターによる温度管理を行っている状態で待機しています。

また、2次元ナノテンプレート作製実験は、当初から「デスティニー」(米国実験棟)の冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保管されており、実験は継続しています。実験に使用される試料は、MELFIで10月中旬頃まで実験を続けた後、次に打ち上げられるスペースシャトルで地上に回収される予定です。

そのほか、7月27日から30日にかけて、細胞実験ラックの細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)のメンテナンス作業が行われました。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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