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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第350号

2009年8月18日

トピックス

HTV初号機打上げに向け、HTV PROXの第3回確認試験が完了

ISSへ接近するHTVのイメージ

ISSへ接近するHTVのイメージ

8月11日から14日にかけて、国際宇宙ステーション補給機(HTV)の近傍通信システム(Proximity Communication System: PROX)の第3回確認試験が行われました。

PROXは、HTVが国際宇宙ステーション(ISS)に接近およびランデブするために必要なシステムで、「きぼう」日本実験棟船内実験室に設置されています。ISSに接近したHTVと直接無線通信を行うほか、ISSとHTV間の相対距離および相対速度を計測する機能があります。

今回の確認試験では、「きぼう」船内実験室内の衛星間通信システムラックに搭載されたPROXを起動し、GPS航法データを含めたシステム全体の通信機能、相対距離および相対速度計測機能などの確認を行いました。9月初旬に第4回確認試験を行い、打上げ準備が整います。

8月18日には、筑波宇宙センター(TKSC)とNASAジョンソン宇宙センター(JSC)を接続し、HTV技術実証機(初号機)の打上げ前最後となるNASAとの合同シミュレーション(Joint Multi-Segment Training: JMST)訓練が行われます。種子島宇宙センターでは、HTV初号機をフェアリングへ格納する作業など、打上げに向けた最終準備が進められます。HTV初号機は、9月11日にH-IIBロケットに搭載されて種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から439日経過しました

マランゴニ対流実験、MAXIとSEDA-APの初期機能確認が順調に進行中

「きぼう」日本実験棟では、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」の第2シリーズの実験データが順調に取得されたほか、船外実験プラットフォームに取り付けられた船外実験装置の全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment - Attached Payload: SEDA-AP)の初期機能確認が引き続き進められています。

8月15日、MAXIの初期機能確認の一環として、MAXIによる最初の画像取得に成功しました。詳細は下記のWebサイトをご覧ください。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから3924日経過しました

クルーはSTS-128ミッションやHTV初号機の到着に向けた準備を実施

第20次長期滞在クルー(提供:NASA)

第20次長期滞在クルー(提供:NASA)

第20次長期滞在クルーのISS滞在は、ゲナディ・パダルカ、マイケル・バラット両宇宙飛行士は143日、フランク・デヴィン、ロバート・サースク、ロマン・ロマネンコ宇宙飛行士は82日、ティモシー・コプラ宇宙飛行士は31日が経過しました。

クルーは、科学実験やメンテナンス作業のほか、HTV初号機の到着やSTS-128ミッションに向けた準備などに忙しい日々を過ごしました。

バラット、サースク、ディビュナー宇宙飛行士は、HTV初号機の到着に備え、ISSに接近したHTVを把持し、ISSに結合させるためのISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)操作訓練や、SSRMSの機能確認を行いました。そのほか、STS-128ミッションで行われる船外活動に向けた宇宙服の整備と道具の準備、ISS船内の物品の整理などが行われました。

STS-128ミッションの準備状況

打上げに向け、ディスカバリー号の射点への移動やTCDTを実施

射点に到着したディスカバリー号(提供:NASA)

射点に到着したディスカバリー号(提供:NASA)

TCDTに参加したSTS-128クルー(提供:NASA)

TCDTに参加したSTS-128クルー(提供:NASA)

NASAケネディ宇宙センター(KSC)では、スペースシャトル・ディスカバリー号(STS-128ミッション)の打上げに向けた準備が順調に進められています。

米国時間8月5日、ディスカバリー号はスペースシャトル組立棟(VAB)から39A射点へ移動しました。また、同8月5日から7日にかけて、STS-128クルーはターミナル・カウントダウン・デモンストレーション・テスト(Terminal Countdown Demonstration Test: TCDT)に参加し、打上げ時の手順確認や緊急脱出訓練などを行いました。TCDT終了後、STS-128クルーはNASAジョンソン宇宙センター(JSC)に戻り、ミッションに向けた最終訓練を行っています。

STS-128ミッションはISSへの補給ミッションで、クルーの個室やISS用の冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)、新しい運動器具などを「レオナルド」(多目的補給モジュール)に搭載してISSへ運びます。また、第20次長期滞在クルーのコプラ宇宙飛行士と交代するため、二コール・ストット宇宙飛行士が搭乗します。

STS-128ミッションの現在の打上げ目標日は8月24日14時58分です。正式な打上げ日時は、米国時間8月18日に開催される飛行準備審査会(Flight Readiness Review: FRR)で決定されます。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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