このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第341号

2009年5月19日

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から348日経過しました

若田宇宙飛行士による「おもしろ宇宙実験」の2回目、FACET実験を実施



「魔法のじゅうたん」を行う若田宇宙飛行士

「魔法のじゅうたん」を行う若田宇宙飛行士

「衣類をたたむ」を行う<br />
若田宇宙飛行士

「衣類をたたむ」を行う若田宇宙飛行士

「水鉄砲」を行う若田宇宙飛行士

「水鉄砲」を行う若田宇宙飛行士

5月15日、「きぼう」日本実験棟 船内実験室で、若田宇宙飛行士による「おもしろ宇宙実験」の2回目が行われました。

「おもしろ宇宙実験」は一般の皆様からアイディアを募集し、総計1,597件の応募の中から、8カテゴリー16項目の実験候補テーマが選定され、4月27日には1回目として7アイディアを実施しました。

2回目となる今回の実験では、「衣類をたたむ」、「魔法のじゅうたん」、「水鉄砲」、「目薬」の4アイディアを実施し、若田宇宙飛行士は、実験の紹介や感想などを交えながら、約40分間にわたりそれぞれの実験を行いました。

「魔法のじゅうたん」で、若田宇宙飛行士は、じゅうたんに見たてた装置のカバーを足の裏にテープで止め、見事にじゅうたんに乗って「きぼう」の中を飛んでみせました。

「衣類をたたむ」では、たたんだだけではすぐに元のように広がってしまう衣類の様子を示し、「宇宙では厚手の衣類はマジックテープで留めて収納します」と説明しました。

「水鉄砲」では、飲料水を入れた注射器を水鉄砲に見たてて勢いよく水を飛ばしてみせ、「無重力でも水はまっすぐ飛ぶことがお分かり頂けたと思います」と語りました。最後に「目薬」では、容器を目に近づけて、宇宙でも上手に目薬をさしてみせました。

そのほか、先端材料の結晶成長実験「ファセット的セル状結晶成長機構の研究(FACET)」では、5月12日に流体実験ラックの溶液結晶化観察装置(Solution Crystallization Observation Facility: SCOF)に取り付けられた実験用セルの向きの入替えが行われ、5月14日に実験再開に向けた準備が行われました。実験は5月18日から再び開始され、順調にデータの取得が行われています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから3833日経過しました

33PがISSへドッキング、クルーは積荷の取出しなどを実施

ISSへ近づく33P(提供:NASA)

ISSへ近づく33P(提供:NASA)

第19次長期滞在クルーのISS滞在は、ゲナディ・パダルカ、マイケル・バラット両宇宙飛行士は52日、若田光一宇宙飛行士は62日が経過しました。

クルーはプログレス補給船(33P)のドッキングや積荷の取出しなどに忙しい日々を過ごしました。

33Pは、5月13日午前4時24分にISSへドッキングしました。また、プログレス補給船(32P)は、軌道上でプラズマ環境の計測実験を行った後、5月18日午後11時28分に軌道離脱を行って大気圏に再突入し、太平洋上に安全に投棄されました。

トピックス

ハッブル宇宙望遠鏡の修理を行うSTS-125ミッションは順調に進行中

第1回船外活動(飛行4日目)を行うジョン・グランスフェルド、アンドリュー・フォイステル両宇宙飛行士(提供:NASA)

第1回船外活動(飛行4日目)を行うジョン・グランスフェルド、アンドリュー・フォイステル両宇宙飛行士(提供:NASA)

5月12日午前3時01分にNASAケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上げられたスペースシャトル・アトランティス号(STS-125)は、飛行3日目の5月14日、ハッブル宇宙望遠鏡へのランデブ運用を行い、ハッブル宇宙望遠鏡をスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)で把持して、アトランティス号に結合しました。

STS-125クルーは、ハッブル宇宙望遠鏡の点検や船外活動の準備などを行った後、飛行4日目の5月15日から飛行8日目の5月19日にかけて5回の船外活動を行い、ハッブル宇宙望遠鏡の修理を完了しました。

5回の船外活動では、ハッブル宇宙望遠鏡の宇宙観測に使用される広視野カメラ(Wide Field Camera: WFC)の交換や、姿勢制御に用いられるジャイロスコープの角速度センサユニット(Rate Sensing Unit: RSU)の交換などが行われました。

STS-125クルーは、飛行9日目の5月20日にハッブル宇宙望遠鏡を周回軌道へ放出し、その後、帰還へ向けた準備作業などを行って、飛行12日目の5月23日に地上へ帰還する予定です。

また、アトランティス号の救援機としてKSCの39B射点に待機しているスペースシャトル・エンデバー号は、アトランティス号の帰還が承認されると待機を解除され、STS-127(2J/A)ミッションに向けて39A射点へ移動する予定です。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約