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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第407号

2010年11月 2日

トピックス

HTV2号機の全機結合完了、打上げに向けた最終準備段階へ


HTV2号機の全機結合の様子(出典:JAXA)

HTV2号機の全機結合の様子(出典:JAXA)

10月29日、種子島宇宙センターの第2衛星フェアリング組立棟(Second Spacecraft and Fairing Assembly Building: SFA2)にて、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)2号機を打上げ形態に電気的・機械的に結合(全機結合)する作業が完了しました。

HTV2号機は、結合後の総合的な機能確認を目的とした全機点検を行った後、推進剤の充填作業、衛星フェアリングへの格納作業など打上げに向けた最終準備段階を経て、2010年度冬期にH-IIBロケットに搭載され、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

STS-133ミッションの準備状況

ディスカバリー号の打上げ日時は11月4日午前4時52分に延期


ISSに接近する40P39A射点のディスカバリー号(出典:JAXA/NASA/Bill Ingalls)

39A射点のディスカバリー号(出典:JAXA/NASA/Bill Ingalls)

恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)とエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)を国際宇宙ステーション(ISS)へ運搬するスペースシャトル・ディスカバリー号(STS-133ミッション)の打上げは、11月2日午前5時40分に予定されていましたが、軌道制御システム(Orbital Manuevering System: OMS)ポッドにヘリウムガスの漏れが発見されたため、打上げは延期されました。

NASAケネディ宇宙センター(KSC)の39A射点では、ディスカバリー号のガス漏れ箇所の修理が行われ、11月1日午前3時から、打上げに向けたカウントダウンが開始されました。

ディスカバリー号は11月4日午前4時52分に打ち上げられる予定です。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から880日経過しました

マランゴニ対流実験、Microbe実験のサンプル採取などを実施

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、10月26日から、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)を使用して、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」実験の第3シリーズを開始しました。

マランゴニ対流とは、水などの液体に生じる表面張力の強さが液体の温度や濃度差で変わることによって発生する流れです。地上では重力の影響で観察が難しいため、微小重力環境でマランゴニ対流の様子を詳しく観察し、その法則を明らかにすることがこの実験の目的です。

10月29日からは、「国際宇宙ステーション内における微生物動態に関する研究」(Microbe)実験の第2回目を開始し、サンプル採取を行いました。

この実験は、ISSに住みついている様々な微生物がクルーや機器に与える影響を調べることを目的としており、全部で3回計画されています。2回目となる今回は、「きぼう」船内実験室の運用開始から880日程経過した「きぼう」内の環境における微生物のあり方を明らかにします。

蛋白質結晶生成装置(Protein Crystallization Research Facility: PCRF)では、「タンパク質結晶生成実験」(JAXA PCG)の3回目が引き続き行われています。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。なお、超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)は、観測運用の再開に向けた原因究明・復旧作業が引き続き進められています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4365日経過しました

第25次長期滞在クルー

ダグラス・ウィーロック(NASA)、シャノン・ウォーカー(NASA)、フョードル・ユールチキン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は137日、スコット・ケリー(NASA)、アレクサンダー・カレリ(ロシア)、オレッグ・スクリポチカ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は24日経過しました。

2010年11月2日、ISSは宇宙飛行士滞在10周年を迎える

ISSに接近する40P(出典:JAXA/NASA)

ISSに接近する40P(出典:JAXA/NASA)

2010年11月2日、ISSは、第1次長期滞在クルーが2000年11月2日に滞在を開始してから10周年を迎えます。これを記念して、同日午後10時30分(※変更の可能性あり)から、ISSと地上とを結んで軌道上記者会見が行われます。記者会見の模様はインターネットでライブ中継されます。詳細はホームページをご覧ください。

また、ホームページでは、10周年を記念して、JAXAの横山ISSプログラムマネージャやISS滞在経験のある宇宙飛行士からのコメントを掲載しています。

プログレス補給船(40P)は10月28日午前0時11分にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、10月31日午前1時36分にISSへドッキングしました。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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