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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第381号

2010年4月27日

STS-131ミッションの結果

ディスカバリー号はKSCに無事着陸し、ミッションを終える

ディスカバリー号の打上げ(提供:NASA)

ディスカバリー号の打上げ(提供:NASA)

「きぼう」の窓辺にて山崎(左)、野口(右)両宇宙飛行士(飛行8日目)(提供:NASA)

「きぼう」の窓辺にて山崎(左)、野口(右)両宇宙飛行士(飛行8日目)(提供:NASA)

SSRMSを操作する山崎宇宙飛行士(飛行11日目)(提供:NASA)

SSRMSを操作する山崎宇宙飛行士(飛行11日目)(提供:NASA)

ディスカバリー号の着陸(提供:NASA)

ディスカバリー号の着陸(提供:NASA)

4月20日午後10時08分、山崎宇宙飛行士らを乗せたスペースシャトル・ディスカバリー号はNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸し、15日と2時間47分にわたるミッションを終えました。

補給物資や実験ラックなどを搭載した「レオナルド」(多目的補給モジュール1)をISSに運ぶディスカバリー号は、4月5日午後7時21分にKSCから打ち上げられ、4月7日午後4時44分にISSへドッキングしました。

4月8日、山崎宇宙飛行士の操作するISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により、レオナルドが「ハーモニー」(第2結合部)に取り付けられ、起動後にハッチの開放、クルーの入室が行われました。その後、レオナルドに搭載された物資をISS船内に移送する作業が開始されました。

4月15日から16日にかけて、レオナルドはハーモニーから取り外され、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に回収されました。

合計3回の船外活動を含むISSで行う作業を終えた山崎宇宙飛行士らSTS-131クルーは、4月17日、野口宇宙飛行士らISSクルーとお別れの挨拶を交わし、ISSを後にしました。

その後、軌道上で帰還に向けた準備を行い、4月20日にKSCに帰還しました。KSCの天候不良のため、当初の予定から1日延期しての着陸となりました。

帰還後、山崎宇宙飛行士は「無事にミッションを達成して戻ってくることができて本当に嬉しく思います」とミッションを終えた感想を語りました。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から691日経過しました

ふたつの生命科学実験を実施、SMILESは観測を中断

「きぼう」船内実験室では、4月8日から、哺乳類の神経細胞への宇宙放射線の影響を調べる生命科学実験(Neuro Rad)が開始されました。細胞実験ラックの細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)に実験サンプルを取り付ける作業は、野口宇宙飛行士により実施されました。この実験は5月6日まで行われる予定です。

また、4月10日から20日にかけて、筋萎縮のメカニズムの解明を目的とした生命科学実験(Myo Lab)が行われました。Myo Lab実験は、筋萎縮疾患や、老化や寝たきりによる筋萎縮への対処法の開発など、地上での医療にも貢献が期待されます。実験サンプルは米国時間5月14日の打上げを目標としているスペースシャトル・アトランティス号(STS-132ミッション)で地上に回収され、詳細な分析が行われる予定です。

そのほか、「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。

なお、超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)は、4月21日午後6時頃から、機器(サブミリ波受信系の一部)が待機モードとなったため、観測を中断しています。SMILES内部のサブミリ波受信系の一部に原因があるとみられており、観測運用の再開に向けた原因究明・復旧作業が進められています。


今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4176日経過しました

STS-131クルーを送り出し、ISSクルーは6名体制に戻る

第23次長期滞在クルーのISS滞在は、オレッグ・コトフ、野口聡一、ティモシー・クリーマー宇宙飛行士は126日、アレクサンダー・スクボルソフ、トレーシー・カードウェル、ミカエル・コニエンコ宇宙飛行士が23日経過しました。

ISSクルーは、4月17日にSTS-131クルー7名をISSから送り出した後、ISSとディスカバリー号との間のハッチを閉じ、6名での運用体制に戻りました。

4月23日、プログレス補給船(35P)がISSから分離しました。35Pは、電離層とスラスタの噴射ガスが及ぼす影響を調べる科学実験を行った後、大気圏に再突入して安全に投棄される予定です。

4月24日、プログレス補給船(36P)のスラスタを使用したISSのリブースト(軌道上昇)が実施され、ISSは、プログレス補給船(37P)とスペースシャトル・アトランティス号(STS-132ミッション)の到着、ソユーズ宇宙船(21S)の帰還に適した軌道高度に引き上げられました。

37Pは、4月29日にロシアのソユーズロケットにより、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、5月2日にISSへドッキングする予定です。

トピックス

筑波宇宙センター特別公開開催、多くの来場者でにぎわう

古川宇宙飛行士によるトークライブの様子

古川宇宙飛行士によるトークライブの様子

4月17日、平成22年度科学技術週間筑波宇宙センター特別公開が行われ、朝から雪が降り積もるあいにくの天候にもかかわらず、10,492名の多くの皆様にご来場いただきました。

特別公開では、古川宇宙飛行士による米国ヒューストンと筑波宇宙センターを結んでのトークライブや、宇宙飛行士訓練設備ミニツアー、「きぼう」運用管制室や宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)運用管制室の公開などが行われ、宇宙開発の最前線を体感していただいた1日となりました。次回の特別公開は、2010年10月16日(土)の開催を予定しています。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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