このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第348号

2009年8月 4日

STS-127ミッションの結果

STS-127ミッション終了、「きぼう」日本実験棟完成、若田宇宙飛行士帰還

エンデバー号の打上げ(飛行1日目)(提供:NASA)

エンデバー号の打上げ(飛行1日目)(提供:NASA)

STS-127クルーを迎える若田宇宙飛行士らISSクルー(飛行3日目)(提供:NASA)

STS-127クルーを迎える若田宇宙飛行士らISSクルー(飛行3日目)(提供:NASA)

船内実験室の窓から撮影された船外実験プラットフォーム(飛行11日目)(提供:NASA)

船内実験室の窓から撮影された船外実験プラットフォーム(飛行11日目)(提供:NASA)

エンデバー号の着陸(飛行17日目)(提供:NASA)

エンデバー号の着陸(飛行17日目)(提供:NASA)

7月31日午後11時48分、スペースシャトル・エンデバー号はNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸し、15日と16時間44分58秒にわたるミッションを終えました。

「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームと船外パレットを搭載したエンデバー号は、7月16日午前7時03分にKSCから打ち上げられ、7月18日にISSへドッキングしました。STS-127クルーがISSへ入室した後、若田宇宙飛行士はティモシー・コプラ宇宙飛行士と交代し、ISS長期滞在クルーからSTS-127クルーとなりました。

7月19日、船外実験プラットフォームが「きぼう」船内実験室に取り付けられました。取付け後に船外実験プラットフォームの機能が正常であることが確認され、「きぼう」が完成しました。

7月24日には、船外パレットに搭載して運ばれた、船外実験装置の全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment - Attached Payload: SEDA-AP)衛星間通信システムの曝露系サブシステム(Inter-orbit Communication System-Exposed Facility subsystem: ICS-EF)が船外実験プラットフォームに移設されました。
7月28日、合計5回の船外活動を含むISSで行う作業を終えた若田宇宙飛行士らSTS-127クルーは、ISSクルーとお別れの挨拶を交わし、ISSを後にしました。

その後、帰還に向けた準備や、小型衛星2機の放出などを行い、7月31日にKSCに帰還しました。日本人宇宙飛行士として初のISS長期滞在クルーとなった若田宇宙飛行士の宇宙滞在は、137日と15時間05分でした。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から425日経過しました

「きぼう」船外実験装置の取付け、マランゴニ対流実験の第2シリーズ開始

実験で生成された液柱(©JAXA/横浜国立大)

実験で生成された液柱(©JAXA/横浜国立大)

「きぼう」日本実験棟は、7月19日に船外実験プラットフォームが船内実験室外部に取り付けられ、完成しました。7月24日には船外実験装置のMAXIとSEDA-APが船外実験プラットフォームに取り付けられました。今後、それぞれの装置の機能確認作業など、運用開始に向けた準備が行われる予定です。

そのほか、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」の第2シリーズの開始に向けた準備が7月29日から30日にかけて行われ、7月31日から実験が開始されました。

マランゴニ対流とは、水などの液体に生じる表面張力の強さが液体の温度や濃度差で変わることによって発生する流れです。地上では重力の影響で観察が難しいため、微小重力環境で流れの様子を詳しく観察し、その法則を明らかにすることがこの実験の目的です。

この実験は、2008年8月から10月にかけて第1シリーズが行われ、順調に実験データが取得されました。今回開始された第2シリーズでは、第1シリーズで得られた実験データをもとに、対流のパターンの変化(定常流から振動流への変化)や液柱表面の対流をより詳細に調べることで、マランゴニ対流の法則に迫ります。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから3910日経過しました

若田宇宙飛行士らSTS-127クルーを送り出し、ISSクルーは6名体制に戻る

お別れの挨拶を交わす若田宇宙飛行士らSTS-127クルーとISSクルー(提供:NASA)

お別れの挨拶を交わす若田宇宙飛行士らSTS-127クルーとISSクルー(提供:NASA)

第20次長期滞在クルーのISS滞在は、ゲナディ・パダルカ、マイケル・バラット両宇宙飛行士は129日、フランク・デヴィン、ロバート・サースク、ロマン・ロマネンコ宇宙飛行士は68日、ティモシー・コプラ宇宙飛行士は17日が経過しました。なお、コプラ宇宙飛行士と交代した若田宇宙飛行士のISS滞在日数は122日でした。

ISSクルーは、7月28日にSTS-127クルー7名をISSから送り出した後、ISSとエンデバー号との間のハッチを閉じ、6名での運用体制に戻りました。

プログレス補給船(34P)は、7月24日午後7時56分にロシアのソユーズロケットにより、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、7月29日午後8時12分にISSへドッキングしました。

また、7月1日にISSから分離したプログレス補給船(33P)は、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)に設置されたランデブ機器の試験を米国時間7月12日に行った後、同7月13日に軌道離脱を行い大気圏に再突入し、太平洋上に安全に投棄されました。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約