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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

筑波宇宙センター特別公開を終えて

2018年10月 2日

(出典:JAXA)

昨年の来場者数にはさすがに及びませんでしたが、あいにくの雨模様にもかかわらず、なんと9000人以上のご来場があったそうです!
かくも多数の皆さまにご参加をいただき、本当にありがとうございました。

わたしの担当した3回のミニ講演会も150人の会場が一杯となり、モニター越しで見学していただくサテライト会場(という名の隣部屋)までお客さまに入っていただくほどの大盛況となりました。これも嬉しい悲鳴で、単純計算で150×3=450人、来場者の5%くらいの皆さまと、直接、交流をさせていただいた計算となります。
さまざまな分野の専門家から登壇者をお呼びして大会場で行う講演会に比べると、単純で小規模ではありますが、その分、緊張感も少なく、まるで、ご近所さんや知人に自分の珍しい体験を聞いてもらうように、リラックスしてお話しをさせていただくことができました。
実際、来場された方のうち、つくば市内や近辺からいらした方々が多かったのではないかとも思います。

30分という限られた時間でしたので、会場から、なるべく多くの質問をお受けできるように時間配分をしてもらいました。
宇宙食や、宇宙ステーションのトイレなど、宇宙での生活に関する定番とも言える質問ばかりでなく、ときには「おっ」と、考えさせられるような質問に唸らされたり、元気に手を上げてくれたのにマイクを向けると恥ずかしがってしまう子どもになごまされたり、自分でプレゼンテーションするよりも、来場者のみなさんと直接触れ合う質疑応答のほうが、宇宙飛行士本人にとっても楽しく、やりがいを感じるものです。

来場者との触れ合いという観点では、3回のミニ講演の合間に、宇宙センター内を巡って、来場されたお客さまに挨拶する機会があったのも、特別公開ならではです。
一緒に写真を撮ったり、二言、三言お話しをしたりするだけでも、講演会での「全体としての聴衆」ではなく、お客さま一人ひとりが色々な想いを持って宇宙開発を応援してくれているのを直に感じることができて、「よーし、自分も頑張ろう!」と、ヤル気をもらったような気持ちになります。

おそらく、これはわたしだけの実感でなく、筑波宇宙センター特別公開に参加したJAXA職員も、皆、同じようなことを感じたのではないかと思います。
とかく、華麗でカッコ良いと思われる宇宙開発ですが、本当のところは、どちらかというと泥臭く、職員の努力と根性、汗と涙で頑張っていくのが実際の現場です。

雨の中、筑波宇宙センターに足を運んでくださり、各所で職員と触れ合ってくださった来場者の皆さまからの応援・声援こそが、明日からのJAXAの活動・日本の宇宙活動の原動力となります。
重ねて、ご来場いただきましたこと、お礼申し上げます。



 
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