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2017年8月29日
第54次「インクリメント・マネージャー」を務めるのは、尾藤日出夫(びとう ひでお)さん。
わたしが宇宙飛行士候補者として選ばれた頃には、宇宙飛行士の訓練を担当していました。米国ヒューストンでの「候補者訓練」や、その後、宇宙飛行士に認定されてからも、さまざまな訓練の調整や契約などで、長い間お世話をいただきました。
宇宙飛行士の仕事っぷりについて、深くご存じですので、とても安心感があります。わたしの訓練の中での失敗っぷりについても、同じく、よくご存じなので、ミッション中に失敗をしても、フォローしていただけるハズです。
(...ですよね、尾藤さん)
第55次「インクリメント・マネージャー」を務めるのは、松本聡(まつもと さとし)さん。
宇宙実験の提案者である大学や研究機関の先生と、宇宙に設置された実験機器の運用を行う管制官の間を取り持って仲介する「実験インテグレーター」という役目を長く勤めていました。
先週の記者会見でも、記者さんからの専門的な質問によどみなく答えていましたね。
今や、「国際宇宙ステーション」や日本実験棟「きぼう」の主任務は、多数の宇宙実験を効率的に行うこと。宇宙実験の舞台裏までよく知っている松本さんとの仕事が楽しみです!
(宇宙実験に関するご用命は、どうぞ金井までお願いします!)
第54次「リード・フライトディレクター」の佐孝大地(さこう だいち)さんと、第55次「リード・フライトディレクター」の中村大地(なかむら だいち)さんの、「ダブル大地」は、経験豊かなフライトディレクターです。
(それにしても、管制官のリーダーにふさわしい、素晴らしいお名前です!)
日本に訓練や業務で行く機会があるたびに、管制室を案内してくれたり、管制官のみなさんと懇親の場を設けてもらったりと、これまでも陰に日なたに、気を使っていただいています。
実際のミッションの現場では、おふたりの指示に従って、その目となり、耳となり、鼻となり、手足となって、その意図の通りに忠実に動くのが、わたしのような宇宙飛行士の役割です。
飛行経験のない新人宇宙飛行士のわたしですが、経験豊かなリーダーのもと、管制官のみなさんと一体となって仕事をしていけば、きっと良い結果はついてくるだろうと考えています。
サッカーの試合ではありませんが、宇宙飛行士個人のスーパープレーではなく、「チーム・きぼう」の組織力によるゴール量産が、12月からのミッションの見どころです。
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