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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

第54次/第55次「チーム・きぼう」の紹介 その1

2017年8月28日

先週の8月24日(木)に、わたしが「国際宇宙ステーション」で長期宇宙滞在を行うにあたって、筑波宇宙センターでチームリーダーを務めることになる、「インクリメント・マネージャー」と、「インクリメント担当フライトディレクター」と一緒に、記者会見をさせていただきました。

聞きなれない言葉ですが、この「インクリメント」というのは、宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の交代を基準にした、約3ヶ月ごとの、ミッションの区切りのことです。
わたしのミッションは、「第54次/第55次の長期宇宙滞在」と呼ばれることがありますが、この第54次とか、第55次とかいうナンバーが、「インクリメント」のことです。

「インクリメント・マネージャー」というのは、インクリメント期間中の、いわばプロデューサー役です。
宇宙ステーションの一部である、日本の実験棟「きぼう」を使って行っているミッションの全体計画を統括しており、宇宙ステーションの運用を担当する「管制チーム」や、その技術的な支援や準備を行う「技術チーム」、宇宙実験の調整を行う「実験チーム」などを指揮しています。

「インクリメント担当フライトディレクター」は、簡単に「リード・フライトディレクター」とも呼んでいます。
24時間・365日、休みのないシフト体制で、日本実験棟「きぼう」の運用を担当する管制官チームの現場指揮官が「フライトディレクター」たちですが、「リード・フライトディレクター」は、インクリメント期間について、その取りまとめ役となります。
プロデューサーと相談しながら舞台の演出を行う、舞台監督か演出家といった役どころでしょうか。

「インクリメント・マネージャー」や、「リード・フライトディレクター」の指示に従って、日々の仕事を行う、「きぼう」の管制官と宇宙飛行士は、さしずめ舞台の上で演技をする役者です。

劇団「チーム・きぼう」による、エキサイティングな公演「第54次/第55次・長期宇宙滞在ミッション」を、ぜひお楽しみいただければと思います。



 
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