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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

第54次/第55次「チーム・きぼう」の紹介 その4

2017年9月 1日

わたしたち宇宙飛行士も、もちろん、「チーム・きぼう」の一員です。

ソユーズMS型07号機の船長は、アントン・シュカプレロフ飛行士(ロシア、舌を噛みそうな苗字ですね)。
今回、国際宇宙ステーションへのミッションは3回目(すでに累計で1年近くの宇宙滞在経験があります!)で、ソユーズ船長を務めるのも2回目。ミッションの後半は、宇宙ステーションのコマンダー(初)を務める予定にもなっています。
もともとは、ロシア空軍のパイロットで、アクロバットチームの飛行隊員だったそうです。明るくて豪快な性格で、クルーのムードメーカーでもあります。

ソユーズの運行に際しては、ロシアの管制センターとの交信で、船長のコールサインを使います。
シュカプレロフ船長が保持しているコールサインは、「アストレイ」。船長は「アストレイ1」と呼ばれ、左席のティングル飛行士は「アストレイ2」、右席のわたしは「アストレイ3」です。


船長を補佐する左席(レフトシーター)は、スコット・ティングル飛行士(NASA)。仲間からは、「Maker」というニックネームで呼ばれています。
わたしと同じ2009年に宇宙飛行士候補者として選抜され、一緒に候補者訓練を行った同期生。今回、初めての宇宙飛行です。
もともとは、米海軍のテストパイロットで、4500時間以上のフライト時間と、なんと750回(!)もの空母着艦経験があるという超ベテラン・パイロットです。年齢も、わたしより10歳以上、年上で、何でも相談できる良きお兄さんでもあります。

ティングル飛行士がTIN、わたしがKANと、苗字から3文字取った略が、NASAでの訓練スケジュールの上で表記されるので、2人でペアを組んで訓練をするときには、「チーム・TIN-KAN」と勝手にチーム名を名乗ったりしています。


そして、ソユーズ宇宙船の右席に搭乗するのは、わたし、JAXA宇宙飛行士の金井宣茂(かない のりしげ)です。
2009年に宇宙飛行士候補者として選抜を受け、今回が初飛行。もともとは海上自衛隊の医官(医師資格を持った自衛官)でした。

ソユーズ宇宙船の運行に関しては、あまり大きな責任はありませんが、いったん宇宙ステーションに到着すれば、日本の実験棟「きぼう」と、ヨーロッパの実験施設「コロンバス」のスペシャリストとして仕事をすることになっています。



 
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