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2017年10月 2日
打上げも間近になり、訓練だけでなく、軌道上で一緒に仕事をすることになる各部署との最終打合せも多くなってきました。NASAジョンソン宇宙センターの、宇宙科学部門との打合せもその一つ。
宇宙船の操縦に始まり、船外活動、ロボットアームの操作、宇宙ステーションの保守点検など、軌道上における宇宙飛行士の仕事はさまざまですが、宇宙ステーションで行われている、さまざまな宇宙科学実験こそ、その一番メインとなる部分であることは、間違いありません。
わたしたちが宇宙ステーションに滞在する間に、合計で250くらいの宇宙実験が計画されているそうです。
また国際宇宙ステーションに宇宙飛行士が常駐するようになって15年以上が経過していますが、これまでにおよそ2800ほどの宇宙実験が実施された(または現在も行われている)のだそうです。
その一方で、「宇宙ステーションでは、何やらすごい実験や研究をやっているようだけれど、難しそうで良く分からないや」というご意見があるは、何も日本だけでなく、NASAなど国際宇宙ステーションに参加している各国でも同じような状況のようです。
せっかく大きな予算を投資して、素晴らしい研究結果や成果が出ているのに、それがあまり世の中に知られていないなんて、残念過ぎます。
どうやったら、難しい話でも、分かりやすくお伝えすることができるか、各国の担当者も頭を悩ませているみたいで、参加国みんなで協力して分かりやすい小冊子を作ったり、宇宙ステーションで行われている宇宙実験の内容について勉強することができる「Space Station Research Explorer 」(英語)というアプリケーションを開発したりと、いろいろな取り組みがなされていることが紹介されました。
何より、実際に宇宙飛行をして、宇宙ステーションで実験にたずさわる宇宙飛行士自身が、「宇宙でどんな興味深い活動をしているのか?」をお伝えすることがとても大切だと考えています。
ミッション中にたずさわることになる宇宙実験について、自分でもよく勉強し、その面白さについて、みなさまにお伝えできれば良いと思います。
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