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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2017年1月23日

久しぶりの更新です|ョ・ω・`)チラッ

先週、ロシアの星の街で、デブリーフィングと帰還式典に参加してきました。約7か月ぶりの星の街は、町で2軒目のスーパーが出来ていました。この小さな町ではそれだけで大ニュースです。

帰還式典では星の街の多くのインストラクターの方々、スタッフの方々に帰還を盛大に祝福して頂きました。久しぶりの彼らとの再会、とても嬉しかったです。と同時に、もうしばらくは彼らと一緒に仕事をする機会はないだろうなという寂しさも感じました。この3年ほどの間、濃密な付き合いをしてきましたからね。私たちクルーにとっては、1度のフライトで1回のイベントですが、彼らにとっては年4回もやっている言わば定例行事のはず。しかしそれを全く感じさせない、温かい式典でした。式典にご参列下さった、モスクワ大使館の田島公使にも感謝いたします。

短い滞在でしたが、金井さんも星の街に滞在していたので、その訓練を見学させてもらいました。ロシアの船外活動をサポートする作業の訓練を多く行っていました。今ISSに滞在しているクルーの次の滞在クルーから、ロシア側のクルーが従来の3人⇒2人に体制が変わるので、船外活動時にはアメリカ側のクルーによるサポートが必須になります。これまでより重責を担うことになるので、訓練にも熱が入っていました。

他には、ソユーズ宇宙船の生命維持システム全般に関する実習もあって、実際にソコル宇宙服に着替えてシミュレーターで通常時の手順や、異常発生時の手順を復習していました。船内の空気漏れや、酸素供給バルブの自動機能の故障、換気ファンの故障など、次から次へと起こる機器のトラブルに金井さんも付いていくのが精いっぱいのようで、後で本人に聞いても大変だったと言っていましたが、まるで以前の自分を見ているようでした。私もこの訓練を受けた時は、いっぱいいっぱいだったなあ、と。これから先、シミュレーターでの訓練を何度も繰り返していくので、それらの不具合への対応は身体が覚えますし、不具合の兆候を発見するのも早くなります。

最終試験を迎える頃には、きっちりと仕上がっているので大丈夫です╭( ・ㅂ・)و̑ グッ



 
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