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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年10月15日

きぼう内で微生物のサンプリングを行うケイト


10/14

今日はケイトの誕生日。
1日の終わりの各センターとの定時交信では、Happy Birthdayの大合唱が。 横で聞いている私まで感動してしまいました。
ケイトも嬉しそうでした(^^)
晩御飯は3人でお祝いしました。

昨日今日となんだかやけにスケジュールが緩いな~と思っていたら、今週末は日曜も仕事みたいです。
来週はシグナスとソユーズが立て続けにやってきますからね、いよいよラストスパートモードでしょうか。

昨日は空き時間はタスクリストの仕事をやっていましたが、今日は空き時間は自分の時間にしました。
忙しくなる前にしっかり休んでおきますね。

来週水曜日にシグナス宇宙船が到着、金曜日にソユーズが到着する予定です!

今日は私は午前中はほぼコロンバスに引きこもって、カナダのVascular Echo(ヴァスキュラー・エコー)という研究の超音波検査を1人でやっていました。
片手で検査器を操りつつ、もう片手で端末を操作して画像を拡大したり、保存したりというのはなかなか難易度が高いです。
この研究は、長期滞在した飛行士に動脈硬化のような兆候が血管に現れやすいというデータに基づいて、実際の宇宙飛行中の変化を見ようという研究ですが、他の超音波検査と比べて検査対象の血管の難易度も高いです。
ほんの少しの検査器の角度の違いで、血管が見えたり消えたり、呼吸の度に現れたり消えたりするからです。
首や太もも、膝、足首、心臓の血流などを測定しました。

その間、ケイトは「きぼう」内の22箇所から微生物や細菌をサンプリングするタスクを行っていました。
いつもはJAXAのタスクは私がやっているので、これが彼女の恐らく最初で最後のJAXAタスクになりそうです。
これは「Microbe-Ⅳ」という研究の一環ですが、生化学者のケイトにうってつけのタスクだったようでやりがいがあったそうです。

「きぼう」内の色々な箇所(手すりやPC端末などのよく手で触れる場所など)で、スワブと吸着シートを使って表面の微生物をサンプリングして、地上に持ち帰って分析することになっています。

普段、「きぼう」の清掃は私が担当していますからね。
変な結果が出ないことを祈ります(゜ε゜;)

それでは皆さん、どうぞ良い週末を♪



 
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