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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年10月17日

私のバックアップグローブですが、カスタマイズされているので手にバッチリ馴染みます


10/16

ISS滞在100日目を迎えました(^^)

3人揃って元気にこの日を迎えられたのも、応援して下さる方々、サポートして下さる方々のお陰です。
本当にありがとうございます。
キューポラでぎゅうぎゅう詰めになって記念撮影しました。
ソユーズ宇宙船並みの狭さでした(笑)
残り2週間、最後まで頑張りますので引き続き応援よろしくお願いいたします。

さて、今日は水曜に予定されていたシグナス宇宙船の到着に向けて仕事日だったのですが、夕刻、その打ち上げが延期されたというニュースが入ってきましたね。
打ち上げは約1日の遅れですが、キャプチャーは金曜のソユーズの到着との干渉を避けるため、早くても次の日曜になる見込みです。

これは地上の管制チームにとっては大忙しです。
もちろん、こういった事態を想定して代替プランは練ってありますが、色々なタスクを優先順位付けしながら短期的なプランを作り直していく必要があります。
私たちクルーも、変則的な休日勤務になりそうですね。
ただ一つ、補給船の到着をシェーンと一緒に出来るのは、不幸中の幸いです。
キャプチャー自体もそうですが、それに続くシグナスをISSにくっつけてからのリークチェックや電気・通信ケーブルの接続など結構複雑なので、ケイトと私がそれらのタスクを実施するのを横で見ているだけでもシェーンにとって全然違います。
何せ、私たちが去ったらアメリカ区画はシェーンだけになりますからね。

今日はケイトが参加する研究の手伝いや、ソユーズで持って帰る貨物の梱包作業などを実施しました。
ソユーズはほとんど貨物を積めないので、なるべくサイズが小さくなるようにテープでぐるぐる巻いたり、梱包は結構大変です。
すぐに持ち帰って分析の必要な飲料水サンプルや空気のサンプル、微生物をサンプリングしたものの他、船外活動服のグローブも持ち帰ります。

グローブは宇宙服の要とも言うべき超重要パーツなので、1人1人の手にカスタマイズされています。
だから私たちのグローブを置いておいても他に使い道がないわけです。
1人あたりメインとバックアップの2組のグローブがあるので、それを全てソユーズで持って帰ります。
そうして地上で職人の手で他のクルーのグローブに生まれ変わります。



 
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