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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年8月 8日

8/7

先日、私は足を先にして移動する派だ、という話を書かせて頂きましたが、今朝いつものように軽快に移動していたところ途中で少し手先の力加減を誤り、もう少しでISSコマンダーに飛び蹴りをくらわせるところでした。
すんでのところで回避操作が成功しましたが、足が先だとそういうリスクもあるかのかと、勉強になりました。
でもよくよく考えたら、頭が先ならそれはそれで頭突きリスクがありますね。

さて、目下当面の悩み事と言えば、毎日の食事のメニューをどうするか、ということです。

宇宙食は基本的にフリーズドライか、缶詰やパウチになっているのですが、Node 1(ノードワン)と呼ばれるモジュールにフードロッカーがあって、肉類とか野菜とか、朝食用とかいくつかの種類に分類されて保管されています。
そのロッカーを開けると、中にはぎっしり宇宙食のパックが詰まっているのですが、困るのはパッケージに書かれている細かい字を読まないと中身が何なのか全くわかりません。

1つ1つ手にとってみて、それが何か確認しないといけないのですが、何しろ数が多すぎて、いまだに全体像が掴めていません。
とりあえずは、手当たり次第に取ってみて、それが美味しそうなら食べてみる、ということをしています。
栄養バランスとか考えるのも面倒なので、出来れば給食みたいにメニューが決まっていれば良いのですが・・・
ちなみに私は白いご飯が大好きなのですが、ISSのスタンダードメニューには白いご飯がなく、個人メニューとして持ち込んだものしかありません。

昨日、フードロッカーを漁っていたら、「Rice w/butter」というものが見つかったのですが、バターライス?というのでしょうか。
今日の夕食に怖いもの見たさでそれを食べてみようと思ったら、もう見つかりません。
またふとした拍子に見つかると思うので、その際は食レポします。

そうそう、確か広報部の企画で動画でクイズを出していて、その中に宇宙で食べる最初の食事は?というクイズがあったのですが、正解はソユーズの宇宙船で打ち上げから4時間後くらいに食べた、乾パンと鶏肉の缶詰でした! 回答遅くなって申し訳ありません。

今日の写真は6枚です。
1枚目の写真のトルティーヤは、中に好きなものを詰めて手頃に食べれるのでとても便利です。
2枚目はイタリアの長靴。
3枚目はイランのウルミエ湖。
4枚目はボツワナのオカバンゴ湿地。
5枚目はアフリカの南部で見かけた不思議な雲。
6枚目はビクトリア湖。さだまさしさんの『風に立つライオン』で、「ビクトリア湖の朝焼け、百万羽のフラミンゴが一斉に飛び立つとき暗くなる空」という詞を聞いていつか見てみたいと思っていた湖ですが、宇宙からもとても綺麗に見えます。


トルティーヤ

イタリアの長靴


イランのウルミエ湖

ボツワナのオカバンゴ湿地


アフリカの南部で見かけた不思議な雲

ビクトリア湖




 
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