射点のディスカバリー号
NASAは、米国東部夏時間11月4日午後3時29分(日本時間11月5日午前4時29分)に予定していたスペースシャトル「ディスカバリー号」の打上げを1日延期する旨、発表しました。
打上げは、NASAケネディ宇宙センター(KSC)周辺の天候不良のため、延期されることになりました。ディスカバリー号の打上げは、米国東部夏時間11月5日午後3時04分(日本時間11月6日午前4時04分)の予定です。

射点のディスカバリー号
NASAは、米国東部夏時間11月4日午後3時29分(日本時間11月5日午前4時29分)に予定していたスペースシャトル「ディスカバリー号」の打上げを1日延期する旨、発表しました。
打上げは、NASAケネディ宇宙センター(KSC)周辺の天候不良のため、延期されることになりました。ディスカバリー号の打上げは、米国東部夏時間11月5日午後3時04分(日本時間11月6日午前4時04分)の予定です。
射点のディスカバリー号
NASAは、米国東部夏時間11月3日午後3時52分(日本時間11月4日午前4時52分)を目標としていたスペースシャトル「ディスカバリー号」の打上げを1日延期しました。
打上げに向けた作業中、ディスカバリー号の3基のスペースシャトルメインエンジン(Space Shuttle Main Engine: SSME)のうち1基において、SSMEの制御装置のバックアップに起動不良と電圧降下の異常が発生し、原因究明作業を行うために、打上げが延期されました。
原因究明作業の結果、起動不良異常については、スイッチのON/OFFを繰り返した結果、復旧が確認されました。また、電圧降下異常については、制御装置の履歴などから、一過性のものと判断されました。
原因究明作業の結果に基づき議論が行われ、NASAは、バックアップ制御装置の修理などの処置は行わず、米国東部夏時間11月4日午後3時29分(日本時間11月5日午前4時29分)の打上げを目標とすることを決定し、打上げに向けた作業が再開されました。
なお、打上げ目標日のNASAケネディ宇宙センター(KSC)は天候不良が予想され、NASAの情報によれば、打上げ可能な確率は20%とのことです。
NASAは、米国東部夏時間11月1日午後4時40分(日本時間11月2日午前5時40分)に予定していたスペースシャトル「ディスカバリー号」の打上げ延期を発表しました。
打上げに向けた作業中、ディスカバリー号の軌道制御システム(Orbital Manuevering System: OMS)ポッドのタンクを飛行時の圧力に加圧したところ、右側のOMSポッドからヘリウムガスの漏れが発見されたため、打上げは延期されました。
調査の結果、OMSの加圧ラインの着脱コネクタ(Quick Disconnect: QD)取付け部が漏れの原因であることが判明し、部品の交換修理が行われました。修理後の試験でヘリウムガスの漏れが生じないことが確認され、打上げに向けた作業が再開されました。
ディスカバリー号の打上げは、米国東部夏時間11月3日午後3時52分(日本時間11月4日午前4時52分)を目標としています。
| 番号 | 飛行日(注) | 日時 |
|---|---|---|
| STS-133-27 | 14日目 | 2011年3月9日(火) 午後0時45分(米国中部標準時間) |
| STS-133-26 | 14日目 | 2011年3月9日(水) 午前2時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-25 | 13日目 | 2011年3月8日(火) 午後4時45分(米国中部標準時間) |
| STS-133-24 | 13日目 | 2011年3月8日(火) 午前2時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-23 | 12日目 | 2011年3月7日(月) 午後4時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-22 | 12日目 | 2011年3月7日(月) 午前2時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-21 | 11日目 | 2011年3月6日(日) 午後3時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-20 | 11日目 | 2011年3月6日(日) 午前2時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-19 | 10日目 | 2011年3月5日(土) 午後6時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-18 | 10日目 | 2011年3月5日(土) 午前2時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-17 | 9日目 | 2011年3月4日(金) 午後6時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-16 | 9日目 | 2011年3月4日(金) 午前6時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-15 | 8日目 | 2011年3月3日(木) 午後5時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-14 | 8日目 | 2011年3月3日(木) 午前6時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-13 | 7日目 | 2011年3月2日(水) 午後7時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-12 | 7日目 | 2011年3月2日(木) 午前5時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-11 | 6日目 | 2011年3月1日(火) 午後5時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-10 | 6日目 | 2011年3月1日(火) 午前5時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-09 | 5日目 | 2011年2月28日(月) 午後7時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-08 | 5日目 | 2011年2月28日(月) 午前6時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-07 | 4日目 | 2011年2月27日(日) 午後4時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-06 | 4日目 | 2011年2月27日(日) 午前7時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-05 | 3日目 | 2011年2月26日(土) 午後5時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-04 | 3日目 | 2011年2月24日(木) 午後6時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-03 | 2日目 | 2011年2月25日(金) 午後5時00分(米国中部標準時間) |
| STS-133-02 | 2日目 | 2011年2月25日(金) 午前6時30分(米国中部標準時間) |
| STS-133-01 | 1日目 | 2011年2月24日(木) 午後6時00分(米国中部標準時間) |
*: 飛行日はクルーが起床した時点から始まります。
STS-133(ULF5)ミッションは、スペースシャトル「ディスカバリー号」によるNASAのスペースシャトルミッションであり、国際宇宙ステーション(ISS)の利用補給フライトです。
STS-133ミッションでは、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)を改修した恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)と、ISSの船外で使用する軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の予備品を搭載したエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)を運搬します。
STS-133ミッションの特徴として、以下が挙げられます。
PMMは、「ユニティ」(第1結合部)の下部ポートへ恒久的に設置され、物資の保管場所などに使用されます。
ELC-4は、ORUの予備品をISS船外に保管するための場所として、ISSのトラス上に恒久的に設置されます。ISSに設置されるELCとしては、STS-129ミッションで運搬されたELC-1とELC-2に続き3台目となります。なお、4台目となるELC-3は、STS-134ミッション(2011年2月目標)で運搬される予定です。
スペースシャトル「ディスカバリー号」によるSTS-133(ULF5)ミッションでは、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)を改修した恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)と、ISSの船外で使用する軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の予備品を搭載したエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)を国際宇宙ステーション(ISS)に運搬しました。
ミッション中は、「ユニティ」(第1結合部)の下部ポートへPMMを設置する作業や、ELC-4をISSのトラス上に設置する作業が行われました。ミッションの途中では、ミッション中にPMMの整備作業と宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)への不要品の積み込み作業を支援する時間を確保するために、ドッキング期間が2日間延長されました。
船外活動では、故障したポンプモジュール(Pump Module: PM)の回収に向けた準備作業のほか、船外機器の設置や回収作業などが行われました。
その他、終了した実験のサンプルなどが回収されました。JAXAに関連する回収物資としては、以下の実験成果が回収されました。
ディスカバリー号は、NASAケネディ宇宙センター(KSC)から、米国東部標準時間2011年2月24日午後4時53分(日本時間2011年2月25日午前6時53分)に打ち上げられました。
ディスカバリー号は、飛行14日目の3月9日午前11時57分(同3月10日午前1時57分)にKSCに着陸し、12日と19時間4分にわたるミッションを終えました。
なお、ディスカバリー号は、本ミッションが39回目のフライトであり、最後のフライトでした。
| 打上げ日時 | 2011年2月24日午後4時53分(米国東部標準時間) 2011年2月25日午前6時53分(日本時間) |
|---|---|
| 着陸日時 | 2011年3月9日午前11時57分(米国東部標準時間) 2011年3月10日午前1時57分(日本時間) 詳細(全て米国東部標準時間)
|
| 飛行時間 | 12日19時間4分 |
打上げの詳細はステータスレポート#01を、着陸の詳細はステータスレポート#27をご覧ください。
STS-133ミッションでは、ディスカバリー号がドッキングしたことにより、ISS計画に参加する各極の、現在運用されている全ての有人宇宙機、補給機(※)がISSに結合した状態となりました。
※スペースシャトル(NASA)、ソユーズ宇宙船(FSA)、プログレス補給船(FSA)、欧州補給機(ATV)(ESA)、宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)(JAXA)
| ドッキング日時 | 2011年2月26日午後1時14分(米国中部標準時間) 2011年2月27日午前4時14分(日本時間) |
|---|---|
| 分離日時 | 2011年3月7日午前6時00分(米国中部標準時間) 2011年3月7日午後9時00分(日本時間) |
| 結合時間 | 8日16時間46分 |
ドッキングの詳細はステータスレポート#05を、分離の詳細はステータスレポート#23をご覧ください。
今回のミッションでは、2回の船外活動が計12時間48分にわたって行われました。ISSの組立てとしては、ISSから実施したものを含め、通算155回、計973時間59分の船外活動を実施したことになります。(参考:ISS組立のための船外活動)
船外活動では、「ユニティ」(第1結合部)への電力ケーブルの敷設作業や、故障したポンプモジュール(Pump Module: PM)を船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform 2: ESP-2)に保管する作業などが行われました。
| 開始日時 | 2011年2月28日午前9時46分(米国中部標準時間) 2011年3月1日午前0時46分(日本時間) |
|---|---|
| 終了日時 | 2011年2月28日午後4時20分(米国中部標準時間) 2011年3月1日午前7時20分(日本時間) |
| 作業時間 | 6時間34分 |
| 作業者 | スティーブ・ボーエン、ベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.両宇宙飛行士 |
| 主要作業内容 |
|
詳細は第1回船外活動、ステータスレポート#09をご覧ください。
| 開始日時 | 2011年3月2日午前9時42分(米国中部標準時間) 2011年3月3日午前0時42分(日本時間) |
|---|---|
| 2011年3月2日午後3時56分(米国中部標準時間) 2011年3月3日午前6時56分(日本時間) |
|
| 作業時間 | 6時間14分 |
| 作業者 | スティーブ・ボーエン、ベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.両宇宙飛行士 |
| 主要作業内容 |
|
詳細は第2回船外活動、ステータスレポート#13をご覧ください。
米国時間2010年10月29日、打上げに向けた作業中、ディスカバリー号の軌道制御システム(Orbital Manuevering System: OMS)ポッドのタンクを飛行時の圧力に加圧したところ、右舷側のOMSポッドからヘリウムガスの漏れが発見され、米国時間2010年11月1日に予定されていた打上げが11月3日に延期されました。
調査の結果、OMSの加圧ラインの着脱コネクタ(Quick Disconnect: QD)取付け部が漏れの原因であることが判明し、部品の交換修理が行われました。修理後の試験でヘリウムガスの漏れが生じないことが確認されました。
米国時間2010年11月3日、打上げに向けた作業中、ディスカバリー号の3基のスペースシャトルメインエンジン(Space Shuttle Main Engine: SSME)のうち1基において、バックアップの制御装置に起動不良と電圧降下の異常が発生しました。
原因究明作業の結果、起動不良については、スイッチのON/OFFを繰り返したところ、復旧が確認されました。また、電圧降下については、制御装置の履歴などから、一過性のものと判断されました。
NASAは、バックアップ制御装置の修理などの処置は行わず、米国時間2010年11月4日の打上げを目標に作業を再開しました。
その後、米国時間11月4日の打上げは、KSC周辺の天候不良のため米国時間11月5日に1日延期されました。
米国時間2010年11月5日、打上げに向けた準備作業で液体水素燃料タンクに燃料を充填中に、水素ガスベントライン(※)と外部燃料タンク(External Tank: ET)の接続部であるGUCP(Ground Umbilical Carrier Plate)から水素ガスの漏れが発見されたため、2010年11月30日以降に延期されることになりました。
※水素ガスベントラインは、液体水素タンク内で蒸発して生じる水素ガスを、射点から離れた場所まで安全に排出するためのシステムです。
GUCPを調査した結果、水素ガス漏れの原因はGUCPの取付け位置のわずかなずれによるものと考えられ、技術者らにより、GUCPの交換修理が行われました。交換後は、GUCPからガス漏れが生じないことが試験により確認されました。
2010年11月5日のGUCPからの水素ガス漏れにより打上げを中止した後、ETから推進剤の抜取り作業を行っていた際に、ETの中間タンク(※)の断熱材にクラック(亀裂)が発見されました。断熱材にクラックが生じた場合、飛行中に断熱材が剥離し、落下物となってスペースシャトルの機体に影響を与える可能性があるため、原因究明作業を行うことになりました。
※中間タンクは、ET内の液体酸素タンクと液体水素タンクを結合する構造物です。
射点でETの中間タンクを調査した結果、断熱材の下の金属部にもクラックが生じていることが確認されました。また、調査の過程で、中間タンクの別の箇所にも新たなクラックが発見されました。NASAは、他にクラックが生じていないか更に調査を行うとともに、クラックが発見された金属部の修理を行うこととし、これらの作業に時間を要するため、NASAは、米国時間2010年11月30日以降を目標としていた打上げを更に延期することを決定しました。
クラックが生じた金属部の交換と断熱材の再施工が行われ、2010年11月24日に作業は終了しました。その後、修理結果の解析と評価に十分な時間を確保するため、NASAは、2010年12月中の打上げを断念し、米国時間2011年2月3日以降の打上げを目標とすることを決定しました。
クラックの発生原因の究明と、クラックが生じた金属部の交換を行った中間タンクの健全性の確認を目的に、射点でETの燃料充填試験を行うことになりました。
燃料充填試験に備えて、ETに温度と歪み測定するセンサを計89個設置し、燃料充填試験を米国時間2010年12月17日に実施しました。なお、この試験では、水素ガス漏れの発生に伴い交換を実施した水素ガスベントラインとETの接続部であるGUCPの確認も併せて行われました。
ディスカバリー号は2010年12月22日にスペースシャトル組立棟(Vehicle Assembly Building: VAB)にロールバックし、射点では検査できなかったオービタ結合部とは反対側のエリアの検査と、燃料充填試験でセンサを取り付けた部分の断熱材の再塗布をが行われました。
VAB内でETの中間タンクの構造検査を行った結果、射点では検査できなかったエリアからもクラックが見つかり、中間タンクの大幅な補強作業が実施されました。108本あるストリンガーと呼ばれる補強用の金属のうち、クラックが見つかって修理を行った5本を除いた94本に補強用の金属プレートを追加で設置しました。
クラックが生じた原因は、材料の破壊強度が仕様の約65%と強度が低い製造ロットが混入していたことと、推進剤(液体酸素、液体水素)はとても低温であるため、推進剤充填時の極低温環境時に収縮するストレスが生じますが、この力が集中しやすい箇所にちょうどこの脆弱な材料が使われていたためクラックが発生したと考えられました。これらの原因はNASAが地上設備で同様の状態を模擬した所、クラックが再現できたことから確認できました。
ETの補強作業を終えたディスカバリー号は、2011年2月1日に射点へ再び戻りました。
2011年1月15日に、STS-133ミッションの船外活動クルーであったティモシー・コプラ宇宙飛行士が自宅近くで自転車事故を起こして腰を負傷しました。怪我の詳細は、医学上のプライバシーの問題でNASAは明らかにしませんでしたが、骨折した可能性があると報道されました。
これを受けて1月19日には、負傷したコプラ宇宙飛行士の代わりに、1つ前のミッションであるSTS-132ミッションでも飛行したスティーブ・ボーエン宇宙飛行士がSTS-133ミッションに搭乗することが発表されました。
スティーブ・ボーエン宇宙飛行士は、STS-126ミッションとSTS-132ミッションで計5回の船外活動を経験したベテランで、他のクルーが担当作業を少しずつ調整しあうことで、打上げまでの短期間でコプラ宇宙飛行士の代わりが務められると判断されました。負傷したコプラ宇宙飛行士は、STS-133ミッションの船外活動中、ミッション・コントロール・センター(Mission Control Center: MCC)から作業指示を行うなどの支援を行いました。
なお、2回のスペースシャトルミッションに連続で搭乗したクルーは、ボーエン宇宙飛行士が初めてとなりました。
(写真は全て出典:JAXA/NASA)
STS-133(ULF5)ミッションでは、恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)、エクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)、補給物資、曝露機器などを運搬し、PMMとELC-4を国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けます。ミッションの内容は、主に以下の通りです。
STS-133ミッション後の国際宇宙ステーション(ISS)のイメージ
PMM
PMMを、「ユニティ」(第1結合部)の下部ポートに設置します。
PMMは、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)を軌道上に恒久的に設置できるよう改造したもので、物資の保管場所などとして使用されます。
また、PMMの内部には、EXPRESS(Expedite the Processing of Experiment to the Space Station)ラックや、宇宙飛行士を支援する人型ロボットであるロボノート2(Robonaut 2: R2)などが搭載されて打ち上げられます。
ELC-4
ELC-4は、ISSの船外で使用する軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の予備品を搭載して打ち上げられます。ISS到着後は、ORUの予備品を保管するための収納場所として、ISSのトラス上に恒久的に設置されます。
ELC-4の搭載品
ETC-4には、ISSの外部熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)の構成要素のひとつであるラジエータORUの予備品が1台搭載されます。
ELC-4の設置位置
JAXAの実験試料などをISSへ運搬し、実験の成果を回収します。
(写真、画像は全て出典:JAXA/NASA)
| 飛行日(*1) | 主な実施ミッション | ||
|---|---|---|---|
| 1日目 |
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| 2日目 |
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| 3日目 |
|
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| 4日目 |
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| 5日目 |
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| 6日目 |
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| 7日目 |
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| 8日目 |
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| 9日目 |
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| 10日目 |
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| 11日目 |
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| 12日目 |
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| 13日目 |
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| 14日目 |
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*1: 飛行日はクルーが起床した時点から始まります。
*2: 2010年8月にISSの外部熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)に異常が発生した際に交換され、ISS外部に仮置きされていたPMです。
船外活動を担当するボーエン(左)、ドルー(右)両宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)
STS-133ミッションでは、2回の船外活動が予定されています。
各船外活動は、2名の船外活動クルーで行います。STS-133ミッションでは、スティーブ・ボーエン、ベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.両宇宙飛行士の2名が船外活動を担当します。
実施日:飛行5日目
実施日:飛行7日目
実施日:飛行5日目
担当:スティーブ・ボーエン(左)、ベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.(右)両宇宙飛行士
「クエスト」(エアロック)からユニティに敷設されているJ612電力ケーブルを、「トランクウィリティー」(第3結合部)で異常が発生した場合にヒータ電力を供給できるようにするため、より長い延長ケーブルと交換します。
この作業は、ユニティ下部に恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)を結合した後は実施できなくなるため、PMMを結合する前に実施します。
※この作業は、2010年8月の船外活動で行われる予定でしたが、国際宇宙ステーション(ISS)の外部熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)異常発生に伴い、故障したポンプモジュール(Pump Module: PM)の交換作業が優先されたため、実施が先送りされていたものです。
ユニティへの電力ケーブルの敷設位置
2010年8月、ISSの熱制御を行うETCSの冷却ループの1系統に異常が発生し、ISSの熱制御能力の半分が失われました。このETCS異常への対応として、3回の船外活動を行い、S1トラスの故障したPMを、船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform 2: ESP-2)に保管してあった予備のPMと交換しました。
この際、アンモニア漏れなどの影響で予想よりも作業に時間を要したため、故障したPMをESP-2に設置する作業ができなくなり、モービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)のペイロード/軌道上交換ユニット把持装置(Payload and Orbital Replacement Unit Accommodation: POA)に仮設置された状態となっていました。この故障したPMをESP-2に移動・設置する作業を行います。
なお、故障したPMは、STS-135ミッションで地上に回収して、故障原因を調査する予定です。
POAに仮設置されたPM(左)とESP-2上のPMの保管場所(右)
ESP-2に設置したPMに、残留している冷却用の液体アンモニアを排出するためのツールを取り付けます。
S1トラス下部の外部カメラは、STS-133ミッションでISSに取り付けるエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)に軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)を設置すると、ORUと物理的に干渉してしまうため、外部カメラの角度を調整するための器具を設置し、干渉を回避できるようにします。
そのほか、右舷トラス上のモービルトランスポータ(台車:MT)のレールを延長する作業や、船外活動工具を移動する作業などを行います。
※ISSでは、現在、非常に多くの船外活動作業のリストが残っています。ひとつひとつは簡単な作業ですが、作業場所の移動や足場の固定、機器の準備や片づけなど、ある程度の時間を要します。従って、STS-133ミッションの2回の船外活動では、このような小さな作業が多数リストアップされており、作業の項目や順序も変更される可能性があります。
JAXAが実施する文化・人文社会科学利用パイロットミッションの第一期テーマのひとつである「手にとる宇宙 ~message in a bottle~」(代表提案者:京都市立芸術大学 松井紫朗准教授)の一環として、船外活動によりボトルに宇宙を詰め込み回収するタスクを実施します。
宇宙を詰めるボトル
(特に断りの無い限り、写真、画像は出典:JAXA/NASA)
第1回船外活動 | 第2回船外活動
実施日:飛行7日目
担当:スティーブ・ボーエン(左)、ベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.(右)両宇宙飛行士
国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)の先端に船外活動クルーが乗った状態で「コロンバス」(欧州実験棟)まで移動し、STS-123ミッションでコロンバス外部に設置された軽量取付け台(Lightweight Adapter Plate Assembly: LWAPA)を取り外して、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に回収します。
※LWAPAは、材料曝露実験装置6(Materials ISS Experiment: MISSE-6)の固定に使用していたもので、MISSE-6はSTS-128ミッションで回収済です。
コロンバスに取り付けられたLWAPA(左)とLWAPAのイメージ(右)
(6Aと6BはSTS-128ミッションで回収されたMISSE-6の2個の容器)
ESP-2上のPMの保管場所
第1回船外活動で取り付けたツールを使用して、船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform 2: ESP-2)に設置したポンプモジュール(Pump Module: PM)に残留している冷却用の液体アンモニアを排出します。この作業は、故障したPMの回収(STS-135ミッションで予定)に備え、液体アンモニアが漏れ出す可能性を排除するために行います。
ELC-4のMLIカバー
ISSに設置したエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)の制御機器から、多層断熱材(Multi-Layered Insulation: MLI)カバーを取り外します。
デクスター(STS-131ミッション時)
デクスターの目の役割をするカメラ・照明・雲台装置1(Camera Light Pan/Tilt Unit assembly 1: CLPA-1)の設置と、MLIカバーを取り外す作業を行います。
外部カメラのレンズの前に装着するカバーを、SSRMSの肘部カメラ、デクスターのCLPA-2のカメラ、ペイロード/軌道上交換ユニット把持装置(Payload and Orbital Replacement Unit Accommodation: POA)のカメラ・照明装置(Camera Light assembly : CLA)のカメラに取り付けます。
このカバーは、宇宙機のスラスタ噴射時の噴射物による汚染から、カメラのレンズを保護するものです。レンズが汚染されると、カメラ全体の交換が必要となりますが、カバーを装着することで、カバーのみの交換で対応できるようになります。
カメラのレンズの前に装着するカバー
そのほか、P3トラスへの外部照明の設置、トランクウィリティーのMLIカバーの取外しなどを行います。
※ISSでは、現在、非常に多くの船外活動作業のリストが残っています。ひとつひとつは簡単な作業ですが、作業場所の移動や足場の固定、機器の準備や片づけなど、ある程度の時間を要します。従って、STS-133ミッションの2回の船外活動では、このような小さな作業が多数リストアップされており、作業の項目や順序も変更される可能性があります。
(特に断りの無い限り、写真、画像は出典:JAXA/NASA)
第1回船外活動 | 第2回船外活動
1960年、米国カリフォルニア州生まれ、米空軍大佐。
1996年にNASA宇宙飛行士として選抜。STS-87ミッション(1997年)で土井宇宙飛行士と共に、またSTS-95ミッション(1998年)では向井宇宙飛行士と共にパイロットとして飛行した。STS-104ミッション(2001年)およびSTS-121ミッション(2006年)ではコマンダーを務めた。今回が5回目の飛行となる。
1964年、米国フロリダ州生まれ。米空軍中佐。宇宙工学士、および電子工学修士。
T-38ジェット練習機のインストラクタや戦闘機パイロットを経てテストパイロットとなる。
2000年にNASA宇宙飛行士として選抜。STS-126ミッション(2008年)ではパイロットを務めた。今回が2回目の飛行となる。
1962年、米国ワシントンD.C.生まれ。米国空軍大佐。航空宇宙科学修士。
アメリカ空軍にて、コマンドパイロットとして30機種以上の航空機の飛行経験を有する。
2000年にNASA宇宙飛行士として選抜。STS-118ミッション(2007年)で初飛行。今回が2回目の飛行となる。
1964年、米国マサチューセッツ州生まれ。米海軍大佐。電子工学士、および海洋工学修士。
2000年にNASA宇宙飛行士に選抜。米海軍潜水艦将校としては初めてミッションスペシャリストと認定される。
STS-126ミッション(2008年)とSTS-132ミッション(2010年)でミッションスペシャリストを務める。今回が3回目の飛行となる。
ティモシー・コプラ宇宙飛行士に代わりクルーに任命された。
1959年、米国ワシントン州生まれ。医学博士。
1992年からNASAのフライト・サージャン、1998年から第1次長期滞在クルーのリード・クルー・サージャンとして勤務。2000年にNASA宇宙飛行士として選抜。
2009年3月、18Sミッション(2009年)で国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、第19次、第20次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして若田宇宙飛行士と共にISSに滞在。2009年10月に帰還した。スペースシャトルによる飛行は今回が初めてとなる。
1962年、米国ニューヨーク州生まれ。
2000年にNASA宇宙飛行士として選抜。2009年8月、STS-128ミッション(2009年)で国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、第20次、第21次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに滞在。2009年11月、STS-129ミッション(2009年)で帰還した。今回が2回目の飛行となる。
(写真は全て出典:JAXA/NASA)
ペイロードベイ(貨物室)の搭載状況
※太字は搭載物、細字はスペースシャトルシステム
※軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)
(写真・画像は全て出典:JAXA/NASA)
打上げに向けて準備が行われるPMM
恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)は、これまで多目的補給モジュール(Multi-Purpose Logistics Modules: MPLM)として使用されていた「レオナルド」を、国際宇宙ステーション(ISS)に恒久的に設置できるように改造したモジュールです。
PMMは、「ユニティ」(第1結合部)の下側に結合され、主に倉庫スペースとして使われます。
ユニティへ取り付けられたPMMのイメージ
スペースシャトルが退役するのに伴い、ISSの保管スペースを強化するためにMPLMからPMMへの改造が行われました。
軌道上で10年間以上の運用ができるよう、以下の内容が改造されました。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 寸法 | 約4.57m(直径)×約6.4m(長さ) |
| 質量 | 約12.3トン(打上げ時) 約4.4トン(貨物なし) |
物資が積み込まれたPMMの内部
EXPRESS-8ラック
EXPRESS(Expedite the Processing of Experiment to the Space Station)ラックは、国際標準実験ラック(International Standard Payload Rack: ISPR)の一種であり、宇宙実験までの準備期間を短縮すると共に、インテグレーション作業を軽減するためにNASAマーシャル宇宙飛行センター(MSFC)とボーイング社により開発されたラックです。
EXPRESSラックは、実験装置に対して、電力、通信、真空排気、窒素ガス、冷却、および機械的な取付けインタフェースを提供します。
ロボノート2
ロボノート2(Robonaut-2: R2)は、NASAとゼネラルモーターズ(GM)が2007年から開発を行っていた人型ロボットで、第二世代のロボノートです(初代ロボノートは1997年から開発)。
ロボノート2は、10年前に開発したロボノートを発展させたもので、初代よりも早く、より複雑な動作が可能です。ロボノート2は当面、「デスティニー」(米国実験棟)内に固定して運用されますが、将来的にはISS内の他の場所や船外へも活動領域を広げられるよう強化する可能性もあります。
なお、ロボノート2は2台製造されており、1台は地上での試験用に使われます。軌道上での開梱は早くても2011年1月となる予定です。初期の機能試験を全て終えた後は、ISSでの軽い作業を肩代わりさせる予定です。例えば、空気フィルタの掃除、ISSクルーの作業のために工具や機器を把持したりする予定です。しかし、ロボノート2には、事前にプログラムして物体を認識させるなど、教え込ませた作業しか行わせることができません。
将来的には視覚センサや認識プログラムの能力などを向上させ、地上のロボノート2でテストした後、軌道上のロボノート2の能力を向上させていく方法で段階的に高度化していく予定です。
補給品保管ラック(Resupply Stowage Rack: RSR)は、引き出しを備えたラックで、サイズの小さな補給品をISSに打ち上げる際に使用されるラックです。
RSR(写真左側)
RSP
補給品保管プラットフォーム(Resupply Stowage Platform: RSP)は、専用バッグに収納された、サイズの大きな荷物をISSに運搬する際に使用されます。RSPのフロントパネル側にも、はみ出す形で荷物を搭載することができます。なお、RSPも他のラックと同様に前面に傾けることが可能なため、背面に取り付けられたバッグを取り出すことができます。
その他、物資運搬用のプレート(Integrated Stowage Platform: ISP)2台と船内機器の予備品などが搭載されて打ち上げられます。
(写真、画像は全て出典:JAXA/NASA)
打上げに向けて準備が行われるELC-4(出典:JAXA/NASA)
エクスプレス補給キャリア(Express Logistics Carrier: ELC)は、国際宇宙ステーション(ISS)の船外で使う機器類をスペースシャトルで輸送すると共に、ISSのトラス上で機器類を保管するためのキャリアとして使用されます。
STS-133ミッションでは、ELC-4が運ばれ、S3トラスの下側に設置されます。ELC-4には、ISSの外部能動熱制御システム(External Active Thermal Control System: EATCS)用のラジエータORU(※)が搭載された状態で打ち上げられます。
※軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)
スペースシャトルの退役後は、ISSに大型ORUを運搬する手段は、年1回の間隔で打上げが計画されている宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)のみとなります(Space X社のDragon宇宙船も計画中)。このため、ISS外部のメンテナンスに必要な船外用交換機器の予備品を、ISS船外に事前に保管しておくことが重要になります。
ISSには既にSTS-129ミッションでELC-1とELC-2の2台が設置済みで、2011年2月に打上げが予定されているSTS-134ミッションでELC-3が運ばれます。
ラジエータORU
ラジエータORUは、ELCの片面全てを占有する大型のORUで、スペースシャトル以外では運搬できないサイズです。
現在、S1トラスのラジエータのパネル1枚が剥離しかけていますが、その箇所の悪化や、他のパネルにデブリ衝突があった場合に備えて、交換できるよう軌道上に予備品として保管しておきます(今回初めて運搬)。
ELC-4に搭載されたラジエータORU(折りたたまれた状態)(出典:JAXA/NASA)
S1トラスとP1トラスにあるEATCS用のラジエータ(出典:JAXA/NASA)
HTV2号機の曝露パレットに搭載されたFHRC(左)とCTC(右)(出典:JAXA)
2010年度冬期の打上げが予定されている宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)2号機の曝露パレットに搭載されて打ち上げられる以下の機器がELC-4に保管される予定です。
フレックス・ホース・ロータリ・カプラ(FHRC)
フレックス・ホース・ロータリ・カプラ(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)は、S1トラスおよびP1トラスに設置されている、放熱用ラジエータ回転機構(Thermal Radeator Rotary Joint: TRRJ)を構成するORUのひとつで、回転するラジエータパネルにアンモニア流体を供給する機構です。ISSには既に2台の予備品があり、これが3台目となります。
カーゴ輸送コンテナ(CTC)
カーゴ輸送コンテナ(Cargo Transport Container: CTC)は、小型のORUを収容してISS船外に保管するためのコンテナです。CTCに収容されたORUが必要になった場合は、 「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)を使用して、または船外活動クルーの手作業でふたを開けて、取り出すことができるようになっています。
JAXAが行う「きぼう」日本実験棟や国際宇宙ステーション(ISS)での実験に関わる物資が打上げ/回収されます。
「植物の重力依存的成長制御を担うオーキシン排出キャリア動態の解析(CsPINs)」実験で使用する乾燥したキュウリの種を、ベイルータ(発砲スチロールのように穴のたくさんあいた水を含みやすい物質)にさした状態で、容器に入れて運びます。CsPINs実験では、植物の根の伸び方を制御する植物ホルモン「オーキシン」の分布に関係するタンパク質「CsPINs」の働きについて調べます。

結晶化したサンプル(NANOSKELETON1)(出典:JAXA)
「微小重力環境でのナノスケルトン作製(NANOSKELETON2)」で使用する実験試料サンプルを運びます。NANOSKELETON2では、実験試料サンプルを、細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)に取り付け、1ヶ月間の実験の後、STS-134(ULF6)ミッションで地上に回収します。ナノサイズの構造を持つ材料生産の最適条件を見出すことを目的としており、効率の高い太陽電池や、重油をガソリンに変える触媒の開発への応用が期待されています。

サンプル収集キット(出典:JAXA)
「国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の身体真菌叢評価(Myco)」実験で使用する実験用品を運びます。Mycoは、人工的な環境で宇宙飛行士に付着している微生物、特に真菌(カビ)の変化を調べることで、今後の宇宙飛行士の健康管理に役立てることを目的としています。

サンプル収集キット(出典:JAXA)
「長期宇宙滞在宇宙飛行士の毛髪分析による医学生物学的影響に関する研究(Hair)」実験で使用する実験用品を運びます。Hairは、宇宙環境(微小重力環境、宇宙放射線環境、精神的ストレス等)による人体への影響を毛髪分析から評価し、長期宇宙滞在飛行士の健康管理に役立てます。

心電図記録用のデジタルホルター心電計(出典:JAXA)
「長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究(Biological Rhythms)」実験で使用する実験用品を運びます。Biological Rhythmsは、長期宇宙滞在する飛行士の24時間心電図記録を行い、生物学的リズムの変動と、睡眠中における心臓の休息度等を評価し、長期宇宙滞在飛行士の健康管理技術の向上に役立てます。

Area PADLES(出典:JAXA)
Area PADLESは、「きぼう」船内の宇宙放射線量を計測する機器です。「きぼう」船内の12箇所に設置して宇宙放射線環境を計測しています。Area PADLESは、6ヶ月毎に交換することになっているため、今回、交換用のArea PADLESを運びます。

Spiral Top(出典:逢坂卓郎/JAXA(実施))
文化・人文社会科学利用パイロットミッション「Spiral Top-II」で使用する回転体を運びます。このミッションは「光」をモチーフにしたライトアートの試みで、LEDを取り付けた4本のアームを様々に回転させることで、綺麗な光跡を描かせます。2009年4月から5月にかけて一度実施しており、今回が2回目の実施になります。

植物種子サンプル(出典:JAXA)
株式会社リバネスの「植物種子を活用した宇宙教育プロジェクトと商用利用の試み」の植物種子サンプルを運び、「きぼう」で保管します。地上に回収後には、株式会社リバネスを通じてそれぞれのエンドユーザによる研究、教育、商用等の利用が予定されています。

実験の様子(出典:JAXA/NASA)
「微小重力下における根の水分屈性とオーキシン制御遺伝子の発現(Hydro Tropi)」実験の実験試料サンプルを回収します。この実験では、CBEFにおいて、試料であるキュウリの種を実験容器の中で18時間かけて発芽・生育させ、その後に人工的に湿度の勾配を作り、 この勾配の中で根がどの方向に伸びるかを調べました。実験開始から18時間後、22時間後、41時間後に根のサンプルをとり、その状態を保つように処理をして冷蔵保存しました。

実験試料サンプル(出典:JAXA)
「重力によるイネ芽生え細胞壁のフェルラ酸形成の制御機構(Ferulate)」実験の実験試料サンプルを回収します。この実験では、CBEFにおいて、試料であるコシヒカリの種子を発芽・生育させ、4日目、5日目、6日目の試料を凍結保存しました。また、重力の影響を調べるために、対照実験としてCBEF内の微小重力実験区画と1G重力区画で同じように実験を行いました。

地上取得試料の原子間力顕微鏡像(出典:JAXA)
「微小重力環境を利用した2次元ナノテンプレートの作製(2D Nano Template)」実験の実験試料サンプルを回収します。この実験では、ペプチドを基板上に規則的に配列させ、ナノレベルのマスクパターンを作成しました。このサンプルを地上に回収し、ネガコピー技術によってナノテンプレートを作ります。このテンプレートをもとに、地上で半導体製造用基板が転写されることで製品化への貢献が期待されます。

サンプリング用スワブキット(出典:JAXA)
「国際宇宙ステーション内における微生物動態に関する研究(Microbe)」実験で取得したサンプルを回収します。この実験では、ISSに住みついている様々な微生物がクルーや機器に与える影響を調べるため、「きぼう」の装置や内壁の表面からスワブ(ポリエステル綿棒)による拭き取りサンプリングを行いました。このサンプルを地上で解析し、どんな微生物がISSに住んでいるかを調べます。
ISSクルーから採取したサンプルを回収します。
ISSクルーから採取した毛髪サンプルを回収します。
計測済のArea PADLESを回収します。

宇宙を採取するボトル(出典:松井紫朗/JAXA)
文化・人文社会科学利用パイロットミッション「手に取る宇宙~message in a bottle~」で宇宙の真空を詰めたボトルを回収します。宇宙の真空を詰める作業は、STS-133ミッション期間中の第1回船外活動で行われます。
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| サムネイル | タイトル | 時間 |
|---|---|---|
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ULF5(STS-133)フライアラウンド | 5分36秒 |
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ULF5(STS-133)ミッションハイライト | 57分18秒 |
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ULF5(STS-133)飛行13日目ハイライト(米国広報イベント) | 31分18秒 |
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ULF5(STS-133)飛行12日目ハイライト(ISSからの分離、機体の後期点検) | 22分37秒 |
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ULF5(STS-133)飛行11日目ハイライト(お別れのセレモニー) | 27分55秒 |
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ULF5(STS-133)飛行10日目ハイライト(恒久型多目的モジュール(PMM)の整備作業) | 23分40秒 |
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ULF5(STS-133)飛行9日目ハイライト(軌道上共同記者会見) | 31分21秒 |
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ULF5(STS-133)飛行8日目ハイライト(米国広報イベント) | 17分22秒 |
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ULF5(STS-133)飛行7日目ハイライト(第2回船外活動) | 27分00秒 |
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ULF5(STS-133)飛行6日目ハイライト(PMMの設置) | 27分35秒 |
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ULF5(STS-133)飛行5日目ハイライト(第1回船外活動) | 30分57秒 |
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ULF5(STS-133)飛行4日目ハイライト(OBSSの取外し、米国広報イベント) | 28分01秒 |
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ULF5(STS-133)飛行3日目ハイライト(ISSへのドッキング) | 33分24秒 |
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ULF5(STS-133)飛行2日目ハイライト(機体の熱防護システムの検査) | 20分02秒 |
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ULF5(STS-133)飛行1日目ハイライト(打上げ) | 26分40秒 |
(映像は全てNASA提供)
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