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国際宇宙ステーション

STS-133 NASAステータスレポート#09

最終更新日:2011年3月 1日
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2011年2月28日(月) 午後7時00分(米国中部標準時間)
2011年3月1日(火) 午前10時00分(日本時間)

2月28日、スペースシャトル「ディスカバリー号」の船外活動クルーは、アンモニアの入った800ポンド(約363kg)の故障したポンプモジュール(Pump Module: PM)を移動し、延長ケーブルを設置し、国際宇宙ステーション(ISS)のメイントラス上に敷設されているレールを延長する作業を行い、6時間34分にわたる船外活動を終了しました。

ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のスティーブ・ボーエンとベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.は、PMのアンモニア排出ツールを取り出して移動させ、外部カメラに角度調整器具を設置し、船外活動工具の支柱を移設し、日本の文化・人文社会科学利用パイロットミッション「手に取る宇宙~message in a bottle~」を行いました。

船外活動終了後、軌道上のクルーは、CAPCOM(Capsule Communicator)のスタンリー・ラブから、ミッション・マネージャらがSTS-133ミッションの延長を承認したことを伝えられました。これは、明日「ユニティ」(第1結合部)の地球側(下側)の結合機構に設置される新しい恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)の整備作業をSTS-133ミッション中に実施するための延長です。提案されているSTS-133ミッション後半のソユーズ宇宙船によるフライアラウンド運用を実施するかどうかについては、ISSのミッション・マネージメント・チームが3月1日に決定する予定です。

MSのニコール・ストットはISS船内から船外活動を指揮し、MSのマイケル・バラットとISSコマンダーのスコット・ケリーはISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して船外活動を支援しました。STS-133ミッション打上げの数週間前に自転車事故で負傷するまでは船外活動クルーのひとりを務める予定だったティモシー・コプラ宇宙飛行士は、ISSのミッション・コントロール・ルームのコンソールでラブの横に並んで船外活動を支援しました。

米国中部標準時間2月28日午前9時46分(日本時間3月1日午前0時46分)、船外活動クルーは各自の宇宙服のバッテリ電力のスイッチを入れ、第1回船外活動を開始しました。最初の作業は「ユニティ」(第1結合部)と「トランクウィリティー」(第3結合部)間に延長ケーブルを設置する作業でした。この作業は、PMM設置後にはアクセスできなくなる場所も含んだ作業でした。

その後ドルーは、故障したPMのアンモニアを排出させるための工具を取り出しました。この工具は3月2日の第2回船外活動で使用するものです。ボーエンは、SSMRSにフットリストレイント(足場)を取り付け、PMを、SSRMSのモービルベースシステム(Mobile Remote Servicer Base System: MBS)からより長期的に保管する場所となる「クエスト」(エアロック)の近くの船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)に移動させるための準備を整えました。この作業は、キューポラ内のロボットアーム操作卓に発生した問題のため少し遅れましたが、バラットとケリーは「デスティニー」(米国実験棟)のロボットアーム操作卓に移動して、SSRMSによる支援作業を実施しました。

船外活動クルーは、その後、モービルトランスポータ(台車:MT)が移動するレール上のテザーストッパーとMTストッパー(停止装置)を外し、延長レールで2本のレールを延長させました。

船外活動終了間際に、2名の船外活動クルーは、日本の「手に取る宇宙~message in a bottle~」を実施しました。彼らは宇宙飛行士のサイン入りの金属製ボトルの弁を開けて、宇宙の真空を詰め込んで
封をしました。このボトルは、ディスカバリー号で地上に回収され、展示される予定です。

今回の船外活動はボーエンにとっては6回目、ドルーにとっては初めての船外活動でした。エアロックを離れた瞬間、ドルーは宇宙で船外活動を実施した200人目となりました。

スペースシャトルとISSの船内では、ドッキングした2機間で、機器類を移送する作業が引き続き行われました。ミッションが延長されたことで、補給品の移送とISSの整備を行うための時間的な余裕ができます。

ミッションが1日延長されたため、「Top 40 Song Contest」の受賞者の演奏は来週の初めに行われることになりました。3月7日はコンテストで2位を受賞した「Theme from Star Trek」がスペースシャトルクルーのウェイクアップコールとして演奏されます。3月8日のウェイクアップコールは、ビッグヘッドトッド・アンド・ザ・モンスターズによる「Blue Sky」が、ディスカバリー号のクルーのウェイクアップソングとして最もリクエストの多かった曲として演奏されるものです。

クルーの起床時間についてはNASA TVスケジュールを参照ください。
Shuttle Mission TV Schedule

STS-133ミッションの飛行日ごとの要約ビデオは次のサイトに掲載されています。
STS-133 Daily Mission Recap

次回のSTS-133ミッションステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。クルーは3月1日午前4時53分(同3月1日午後7時53分)に起床する予定です。

出典:STS-133 MCC Status Report #09(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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