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国際宇宙ステーションの組立フライト ULF5(STS-133)

第1回船外活動

最終更新日:2011年1月20日
船外活動を担当するボーエン(左)、ドルー(右)両宇宙飛行士

実施日:飛行5日目
担当:スティーブ・ボーエン(左)、ベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.(右)両宇宙飛行士

「ユニティ」(第1結合部)への電力ケーブルの敷設

「クエスト」(エアロック)からユニティに敷設されているJ612電力ケーブルを、「トランクウィリティー」(第3結合部)で異常が発生した場合にヒータ電力を供給できるようにするため、より長い延長ケーブルと交換します。

この作業は、ユニティ下部に恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)を結合した後は実施できなくなるため、PMMを結合する前に実施します。

※この作業は、2010年8月の船外活動で行われる予定でしたが、国際宇宙ステーション(ISS)の外部熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)異常発生に伴い、故障したポンプモジュール(Pump Module: PM)の交換作業が優先されたため、実施が先送りされていたものです。

ユニティへの電力ケーブルの敷設位置

ユニティへの電力ケーブルの敷設位置

故障したPMの船外保管プラットフォーム2(ESP-2)への移動・保管

2010年8月、ISSの熱制御を行うETCSの冷却ループの1系統に異常が発生し、ISSの熱制御能力の半分が失われました。このETCS異常への対応として、3回の船外活動を行い、S1トラスの故障したPMを、船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform 2: ESP-2)に保管してあった予備のPMと交換しました。

この際、アンモニア漏れなどの影響で予想よりも作業に時間を要したため、故障したPMをESP-2に設置する作業ができなくなり、モービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)のペイロード/軌道上交換ユニット把持装置(Payload and Orbital Replacement Unit Accommodation: POA)に仮設置された状態となっていました。この故障したPMをESP-2に移動・設置する作業を行います。

なお、故障したPMは、STS-135ミッションで地上に回収して、故障原因を調査する予定です。

POAに仮設置されたPM(左)とESP-2上のPMの保管場所(右)

POAに仮設置されたPM(左)とESP-2上のPMの保管場所(右)

故障したPMへのアンモニア排出ツールの取付け

ESP-2に設置したPMに、残留している冷却用の液体アンモニアを排出するためのツールを取り付けます。

S1トラス上の外部カメラへの角度調整器具の設置

S1トラス下部の外部カメラは、STS-133ミッションでISSに取り付けるエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)を設置すると、ORUと物理的に干渉してしまうため、外部カメラの角度を調整するための器具を設置し、干渉を回避できるようにします。

右舷トラス上のモービルトランスポータ(台車:MT)のレールの延長作業、船外活動工具の移動など

そのほか、右舷トラス上のモービルトランスポータ(台車:MT)のレールを延長する作業や、船外活動工具を移動する作業などを行います。

※ISSでは、現在、非常に多くの船外活動作業のリストが残っています。ひとつひとつは簡単な作業ですが、作業場所の移動や足場の固定、機器の準備や片づけなど、ある程度の時間を要します。従って、STS-133ミッションの2回の船外活動では、このような小さな作業が多数リストアップされており、作業の項目や順序も変更される可能性があります。

手に取る宇宙~message in a bottle~

JAXAが実施する文化・人文社会科学利用パイロットミッションの第一期テーマのひとつである「手にとる宇宙 ~message in a bottle~」(代表提案者:京都市立芸術大学 松井紫朗准教授)の一環として、船外活動によりボトルに宇宙を詰め込み回収するタスクを実施します。

宇宙を詰めるボトル

宇宙を詰めるボトル

(特に断りの無い限り、写真、画像は出典:JAXA/NASA)

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