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2011年2月26日(土) 午後5時00分(米国中部標準時間)
2011年2月27日(日) 午前8時00分(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)の新しいモジュール、機器類、そして補給物資を搭載したスペースシャトル「ディスカバリー号」は、米国中部標準時間2月26日午後1時14分(日本時間2月27日午前4時14分)にISSにドッキングしました。
重量を合計すると120万ポンド(約544トン)にもなる2機の間の相対的な動きを打ち消すために、ハッチ開放は遅れましたが、2月26日午後2時16分(同2月27日午前5時16分)に2機のクルーを隔てるハッチが開かれ、スペースシャトルのコマンダーであるスティーブン・リンゼイ、パイロットのエリック・ボー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.、スティーブ・ボーエン、マイケル・バラットおよびニコール・ストットはISSに入室しました。
握手とハグを交わし、ISS第26次長期滞在クルーのコマンダーであるスコット・ケリー、フライトエンジニアのオレッグ・スクリポチカ、アレクサンダー・カレリ、ドミトリー・コンドラティェフ、パオロ・ネスポリおよびキャスリン・コールマンらISSクルーによる歓迎セレモニーが行われた後、ディスカバリー号のクルーはISSでの安全に関わる説明を受けました。
スペースシャトルとISSのクルーは早速作業に移り、バラットとストットはISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSMRS)を操作してエクスプレス補給キャリア4(Express Logistic Carrier 4: ELC-4)をスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)から取り出し、ドルーボーが操作するスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SMRS)に受け渡す準備を行いました。ELC-4をISSの右舷トラスの地球側(下側)に取り付けるため、SRMSは、SSRMSが基部の位置を移動した後、ELC-4をSSRMSに再度受け渡すことになっていました。ELC-4は右舷トラスの地球側(下側)で、ディスカバリー号で運んできた予備のラジエータを含むISSの予備品の保管場所として使用されることになります。
スペースシャトルとISSが時速17,500マイル(約時速28,160km)で飛行しながら、スペースシャトルがISSにゆっくりと相対接近する中、スペースシャトルはISSの下方600フィート(約183m)で相対停止し、通常実施する機体を後方へ一回転させる運用を行いました。ネスポリとコールマンは400mmおよび800mm望遠レンズのカメラを使用して、1分半にわたる撮影を行い、スペースシャトルの熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の多数の写真を撮影しました。これらの写真はTPSの損傷の有無を確認するための専門家による画像解析用に地上に送られる予定です。
スペースシャトルとISSのクルーは、2月27日は機器類や補給品の移送作業に取り組み、2月28日はドルーとボーエンが6時間半の船外活動を行う予定です。2月29日はバラットとストットがSSRMSを操作して恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)をディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から取り出して「ユニティ」(第1結合部)の地球側(下側)の結合機構に取り付ける予定です。
次回のSTS-133ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-133 MCC Status Report #05(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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