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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年12月 5日



先週後半は3日連続で体力テストがありました。
水曜は機械による筋力測定、木曜は心肺能力のVO2 Maxテスト、金曜は年次体力テストです。

心肺能力も筋力も、ほぼ飛行前と同等、もしくはパワーアップした状態まで値が上がってきたので、リハビリの目的である飛行前の状態への回復という点では、その目的を果たしたのかなと思います。
この調子でいけば、通常の帰還後45日をもってリハビリ終了ということになりそうです。

この半年間は、運動嫌いな私が人生で最も運動した半年間だったと言っても過言ではありません。
お陰で、前よりもほんの少し運動が好きになりましたが、リハビリが終わったらまた前の自分に戻るような気がします(;^_^A アセアセ・・・

他にはデブリーフィングが多くありました。
特に白熱したのは物品管理・収納に関するデブリーフィングと、トイレに関するデブリーフィング。
ISSでも何度か書きましたが、ISSでの物品管理は難易度が高く、以前よりもかなりシステムが改善されたとはいえ、まだまだ改善の余地は多く、担当者と様々な意見を交換しあいました。

トイレのデブリーフィングは、訓練用のモックアップを使用して行う珍しい形態です。
通常のデブリーフィングは、ケイトと2人で参加していますが、トイレに関してはクルー個人のプライバシーに配慮して、個別に行われます。
他にも、担当者から事前に私の元にメールが送られてきて、

「女性がデブリーフィングに同席しても良いか?もし支障があれば、遠慮なく言って欲しい」

という徹底した気の遣いよう。
私はあまりそういうのは気にならないので、来たい人は誰でも来てもらって構いません、という返事をしておいたのですが、当日、デブリーフィングの場に行ってみると、そこにいたのは男性1名に女性が6名ほど。
これには思わず、_(┐「ε:)_ズコー

いえ、いいんですけどね(笑)

トイレには長期滞在中散々苦労したので、私なりの知見をお話しさせて頂きました。
特に夜中の、他のクルーが寝静まった頃の警告灯点灯はとっても困るので、地上にコールダウンせず、ある程度クルーの自主裁量で不具合対応出来るような余地はないか聞いたところ、担当者間でも同様の話し合いが行われているらしく、これは近々改善されるかもしれません。



 
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