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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年11月23日


つくばの管制チームとのデブリーフィング


「きぼう」フライトディレクターとのデブリーフィング


昨日の午前中は、バランス機能を鍛えるメニューを中心にリハビリを行いました。
とはいえ、全身を使った運動で汗っかきの私はこれだけでも十分汗だくになります。

午後は3時間、筑波の管制チームとのデブリーフィングをみっちり行いました。
事前に送ってもらっていた質問リストを元に、各チームからの質問に、私の経験を元に回答していきました。

もう少し地上で訓練を行っておきたかったものはあるか?
逆に不要だと思った訓練は?
具体的なタスクについて、手順はわかりやすかったか?
やっているうえで、何か気になった点はあったか?

などなど。
今後の運用や実験をより良いものにしていくための意見交換を行うことが出来、また久しぶりに多くの仲間の顔を見ることが出来、充実した時間でした。

後半は「きぼう」のフライトディレクターチームと、ミッション中の地上とISSとの間での情報交換・共有のやり方に主眼を置いて話し合いました。
主なコミュニケーションツールはメールと電話ですが、その使い分け、頻度、内容など、様々な観点から意見を交換しました。

このあたりは、宇宙飛行士の個性やフライトディレクターの個性、ミッションの内容などが関わってくるので、一概にこれが正解と言えるものではなく、金井さんの長期滞在ではまた別のやり方が取られることになるでしょう。
また、ISSにJAXA飛行士が滞在していない期間は、アメリカやヨーロッパの飛行士が主に「きぼう」の作業を担当しますが、その場合どうしてもJAXA飛行士ほど密に連携を取るのは難しいので、それでもしっかりと情報を共有していくためにはどうするべきかなど、議論を重ねました。

今日は祝日ですね。
私はこれから筑波宇宙センターでのリハビリですが、皆さまどうぞ良いお休みを♪



 
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