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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年11月30日

ISSから帰還後、はやいもので1か月が経ち、医学データ取りの第2ラウンド開始です。
このあとも、3か月、6か月、1年といった節目節目でデータ取りが行われていきます。

朝イチは採血のため、ジョンソン宇宙センター内のクリニックに行ったのですが、採血のための30分のベッドレストに来たと言うと看護師の方が

「Onishiはもうこの部屋でベッドレスト中のはず・・・」

と言うので、そんなバカなΣ(゚д゚lll)とその部屋を覗くと、なんと油井さん発見_(┐「ε:)_ズコー

油井さんとはASCAN(宇宙飛行士候補者)時代からよく間違われるんです・・・


ところでこの採血はESA(ヨーロッパ宇宙機関)の「Cartilage」という研究の一環です。
Cartilageというのは軟骨のことですが、具体的に膝の関節を調べるのがターゲットです。
私たちの膝の軟骨は関節部の摩擦を軽減したり、衝撃を吸収する大事な役割を持っていますが、ある程度の負荷が日常的にかかっていないと弱まると言われています。
宇宙飛行では膝への負担が極端に少ないので、軟骨の状態を健康に保つには適度な運動が欠かせません。

この研究は、帰還後の飛行士の軟骨の状態、経時変化を調べ、宇宙飛行時のリスク、同様に地上で寝たきりの方々に関連するリスク、そしてそれを緩和する方法について探ろうというものです。

なので、採血前に30分ベッドで横になって、その後で採血・採尿を行います。

その他にも、MRI検査も行いました。
こちらは他の医学研究とセットと行いましたが、「寝ていてもよい」と言われたので、時差ボケもあって検査中爆睡w
MRIって検査中かなり騒音が激しいんですが、お構いなし(;^_^A



 
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