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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年10月 8日


10/7

3人揃って食事するときは、いつも必ず何かしら日本食を用意するようにしているのですが、先週末アナトーリが

「ご飯はないの?」

と聞くので、

「え?ご飯好きなの?日本のお米はロシアで食べるのとちょっと違うから合わないかなと・・・」

と言ったら、

「日本のお米が一番おいしい。前回のフライトの時、サトシが残していってくれたのを食べたんだ」

とのこと。
サトシというのは、古川さんのことです。
古川さんと入れ替わりでISSに到着したのが、アナトーリの初フライトでした。

それなら。

というわけで、今日は日本食を大奮発して、アナトーリとケイトに振舞いました。
私も帰還の日が見えてきましたからね。
これまでは個人食として持ち込んでいる日本食をかなりセーブして食べていましたが、その必要もなくなりそうです。
鮭おにぎりや、カレーがヒットしました!

1週間の仕事の終わりに3人で一緒に食卓を囲むのが、本当に楽しいひと時になります。

さて、今日も細かいタスクが多い1日でした。
液滴群燃焼実験GCEM(ジーセム)のタスクや水再生装置に関する作業、交信イベントなどなど。
シグナス宇宙船の到着に向けて、ごみの集積も始まりました。
大量の物資が到着してからでは遅いので、今のうちからシグナスで廃棄する予定のゴミをまとめておきます。
そうすることで、新たな収納スペースが空くので、シグナスが到着したらすぐに貨物の取り下ろしを始めることが出来ます。
シグナスはドラゴンのように実験のサンプルを地上に持ち帰ることは出来ませんが、その代わり大量のゴミを大気圏で焼却することが出来ます。
これはこれで、とても大事なことなのです。
ISS内の収納スペースは限られているので、ゴミの管理とそれをどう処分するかというのは、地上の物品管理のスペシャリストも常に頭を悩ませています。

来週月曜は、アメリカのコロンブス・デーにちなんでISSもお休みです。
この3連休のあとは、シグナスの到着、シェーン、セルゲイ、アンドレイを乗せたソユーズの到着、自分たちの帰還準備と、きっと大忙しのラストスパートになることでしょう。
しっかりと休んでおこうと思います。



 
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