このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

ISS・きぼうマンスリーニュース

ISS・きぼうマンスリーニュース第12号

最終更新日:2014年3月26日

トピックス

若田宇宙飛行士、ISSコマンダー就任!

写真:より大きな写真へ

「きぼう」日本実験棟の船内実験室に並ぶ第39次長期滞在クルー(2月22日撮影)

(出典:JAXA/NASA)

写真:より大きな写真へ

3月26日に打ち上げられた第39次/第40次長期滞在クルーの(左から)スティーブン・スワンソン、アレクサンダー・スクボルソフ、オレッグ・アルテミエフ宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA/Victor Zelentsov)

3月9日、若田宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在第39次船長(コマンダー)に就任しました。

午後6時からISSのクルー6名全員が「きぼう」日本実験棟の船内実験室に集合して船長移譲式が行われ、第38次船長であるオレッグ・コトフ宇宙飛行士からISSの指揮権が移譲されました。

3月26日には、第39次/第40次長期滞在クルーを乗せたソユーズTMA-12M宇宙船(38S)が打ち上げられました。スティーブン・スワンソン、アレクサンダー・スクボルソフ、オレッグ・アルテミエフ宇宙飛行士の3名は、3月28日にISSに到着し、ISSは6名体制に戻る予定です。若田宇宙飛行士は、5月中旬までアメリカ人2名、ロシア人2名、ラトビア人1名のクルーの指揮をとる予定です。

「きぼう」の利用、さらなる加速へ

宇宙飛行士の健康のためISSに乳酸菌を運ぶ研究を開始

株式会社ヤクルト本社とJAXAは、ISSに長期滞在する宇宙飛行士を対象に、プロバイオティクス(腸内環境を改善し、人などに有益な作用をもたらす生きた微生物)の継続摂取による免疫機能および腸内環境に及ぼす効果を検証する共同研究を開始します。

生きた乳酸菌を摂取することにより、宇宙飛行士の健康維持や生命科学の発展につなげ、また、得られた知見をもとに、地上の人々の健康増進に貢献することが目的です。

ヤクルトは、ISS/「きぼう」の利用促進を目的にJAXAが設立した「きぼう利用フォーラム」に参加し、乳酸菌摂取による腸内環境の改善や免疫力の回復・維持に関する宇宙での検証をめざして「腸内環境改善研究会」を発足させ活動していました。JAXAは、軌道上での宇宙飛行士の心身の健康維持を図るためプロバイオティクスの活用を検討しており、共同研究を世界に先駆けて開始することにしました。

将来の月や火星などの長期にわたる有人探査に向け、宇宙飛行士の優れた健康管理技術を日本として獲得することを目指しています。

MAXI日本天文学会の欧文研究報告論文賞を受賞

「きぼう」の船外実験プラットフォームに取り付けられている全天X線監視装置(MAXI)について説明した論文が、第18回日本天文学会欧文研究報告論文賞を受賞しました。

この賞は、天文・宇宙物理学分野で世界を代表する権威ある学術誌「PASJ」に過去5年間に掲載された論文の中から、独創的で天文分野に寄与の大きい優れた論文に授与されます。この論文は発表された2009年以降、現在までに115件の国際的な研究論文に引用されています。

「週刊若田」絶賛公開中

若田宇宙飛行士の活動をタイムリーに映像でお届けする、週刊若田をYouTubeのJAXAチャンネルで公開しています。

ISS内部の様子や宇宙実験のイメージが良くわかります。

Vol.23 NASAの流体実験(Capillary Flow Experiment 2)

Special Edition PART.1 小型衛星放出ミッションダイジェスト

Vol.22 『ザーリャ』の試験を行う若田宇宙飛行士とチューリン宇宙飛行士

Vol.21 国際宇宙ステーションでの眼圧測定

今月のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から2120日経過しました

JAXA PCG実験の第2シリーズ開始予定

写真:より大きな写真へ

「きぼう」に設置されている蛋白質結晶生成装置(PCRF)(出典:JAXA/NASA)

タンパク質結晶生成宇宙実験(JAXA PCG)の第2期シリーズの1回目がまもなく開始される予定です。

この実験では、微小重力環境下でのみ可能となる高品質なタンパク質の結晶を成長させ、その結晶を地上に回収して立体構造や働きなどを調べます。

本実験は、2003年よりロシアのモジュールや「きぼう」日本実験棟で行われており、実験の結果は創薬やバイオエネルギーの開発などに貢献します。

今回の実験は、従来の実験機会の提供だけでなくJAXAがこれまでに培ってきた実験準備のノウハウと世界最先端の宇宙実験機会をパッケージとして、製薬会社などの民間企業にも提供しています。

実験サンプルは、ソユーズ宇宙船(38S)で運ばれ、若田宇宙飛行士が作業を担当する予定です。本実験は、「きぼう」日本実験棟の蛋白質結晶生成装置(Protein Crystallization Research Facility: PCRF)を使用して行います。

今月の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから5605日経過しました

第39次長期滞在クルー

若田光一、ミハイル・チューリン(ロシア)、リチャード・マストラキオ(NASA)宇宙飛行士のISS滞在は139日経過しました。

NASAの野菜栽培装置宇宙へ

写真:より大きな写真へ

3月11日に帰還した第37次/第38次長期滞在クルーの(左から)セルゲイ・リザンスキー、オレッグ・コトフ、マイケル・ホプキンス宇宙飛行士 (出典:JAXA/NASA/Bill Ingalls)

国際宇宙ステーション(ISS)では、さまざまな実験やシステム機器の保守作業が日々続けられています。

3月11日に第37次/第38次長期滞在クルーの3名がISSから地上に帰還し、若田宇宙飛行士を船長とするISS第39次長期滞在が開始されました。

3月31日には、ISSの補給物資を搭載したSpaceX社のドラゴン補給船運用3号機が米国フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる予定です。ドラゴン補給船運用3号機では、実験に関連する多数の物資がISSに運ばれます。輸送される実験関連の機器の中には、NASAのVEGGIEと呼ばれる野菜の栽培装置など、ユニークなものもあります。この装置では、レタスやラディッシュ、白菜などのさまざまな野菜をISSで育て、クルーの食用として利用できるかどうかを調べる実験が行われます。ドラゴン補給船運用3号機では、JAXAの実験に関連する物資もISSに届けられます。

写真:より大きな写真へ

NASAケネディ宇宙センターで試験中の栽培装置(VEGGIE)(出典:JAXA/NASA)

写真:より大きな写真へ

栽培装置(VEGGIE)で収穫予定の野菜類(出典:JAXA/NASA)

インフォメーション

筑波宇宙センター特別公開、4月19日(土)開催!

写真

毎年恒例「科学技術週間」の筑波宇宙センター特別公開を4月19日(土)に開催します。

普段入ることのできない施設を見学したり、疑問に思っていることをJAXA職員に直接聞けるチャンスです。

なお、一部の人気イベントについては当日の混雑を避けるため事前申し込み制となっています。宇宙飛行士講演「星出宇宙飛行士と話そう」は、往復ハガキでの申し込みのみ若干の空きがございます。第2回、第3回講演については当日抽選枠がございます。

写真:より大きな写真へ

星出彰彦宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

写真:より大きな写真へ

昨年の宇宙飛行士講演の様子


各イベントに対するお問い合わせや申し込み方法は下記ページをご覧ください。定員に達し次第締め切りますので、お早めにお申し込みください。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。
※特に断りの無い限り写真の出典はJAXAです。

Adobe Readerをダウンロード PDFファイルをご覧いただくにはAdobe® Reader®が必要です。

Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約