第10回 航空機による学生無重力実験コンテスト
※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。
「微小重力下における土壌粒子モデル間隙中の水分移動」
明治大学 農学部
佐藤直人
私は宇宙農業に関する研究に関わるのが夢でした。今回、このように無重力を利用して土壌物理にアプローチ出来たことをとても嬉しく思っています。
無重力実験では何よりもその想定の難しさに苦しめられました。給水機構、排水機構、エア抜き、流体は全ての段階で地上と異なる動きをします。今回の実験は液体の動きを見るものでしたが、目的の現象をとらえるためどのようなシステムにしたら良いか、工夫に工夫を重ねての開発でした。
半年間ほどかけて望んだ本番では、自分が一日目のフライトを、名倉先輩が二日目のフライトを担当しました。二日目、名倉先輩を乗せた飛行機が帰ってくるのを待っているときは本当にドキドキしました。笑
今回、始めから最後まで本当によくしていただいた先輩方やチームのメンバーに心から感謝しています。
今年の実験から無重力実験に関する多くのノウハウを学びました。来年以降の実験にしっかり生かしていきたいと思います。
この実験を行うにあたり,多くの助言と支援をしてくださったJAXA(独立行政法人宇宙航空研究開発機構)の皆様,ダイヤモンドエアサービス株式会社の皆様,JSF(財団法人日本宇宙フォーラム)の皆様に厚く御礼申し上げます.また実験準備等に協力してくださった明治大学土地資源学研究室の皆様,実験装置制作に尽力してくださった有限会社ヒロセ理化の廣瀬治郎氏および式会社後藤製作所の皆様,そして本実験に関わってくださった全ての方々に厚く御礼申し上げます.
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