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第9回 航空機による学生無重力実験コンテスト
※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。
「静電力を用いた小惑星からのサンプリング技術」
芦葉健太郎・前園拓紀・橋拓哉
(早稲田大学 大学院)
今日は実験装置の送り出しを行いました。何ヶ月も試行錯誤して製作した実験装置には特別な愛情があります。道のりは東京の大学から名古屋空港まで、運転手さんよろしくお願いします!
今日は朝から実験準備のために名古屋へと向かいました。少し早めの電車で名古屋を訪れ、熱田神宮へ成功祈願にいくことに。三種の神器である草薙の剣が奉られているという熱田神宮ですが、残念ながら壇ノ浦の戦いの中で剣は失われてしまったそうです。おみくじを引いたら半吉・・・末吉と吉の間という何とも微妙な結果でした。特に学業の欄には「危うし努力せよ」との文言が。神様はよくわかっているようです。実験まであまり時間はありませんが、残された時間の中で最大限の努力をしなくてはと改めて感じました。
その後実験を行うDASへと向かい、装置と2日ぶりの対面。無事に名古屋へと到着していたようです。最終調整を行った後、航空機へと設置しました。
装置は飛行機に搭載されるし、今日は何にもすることがないなぁ・・・とか、そんなことあるはずなかったです。EMI試験で一連の流れを確認した時には大丈夫だった配線が夕方になってダメになったりと様々なトラブル発生!!オシロスコープを頼りにチェックする作業に追われました。装置が完成した後は、明日の無重力実験に向けてひたすら反復練習です。夕食は「勝負に勝つ」ということでみんなでカツを食べました。
今日は疲れた。朝一で飛行機に乗り込んで最終調整ブリーフィングを経て、いざ飛行機へ!!僕は程よい緊張感を保ったまま飛行機は飛び立ちました。ここまでは良かった。いざ実験が始まり、1回目の無重力。2Gから0Gへと切り替わる瞬間に思うのは重力からの解放よりも、圧倒的な気持ち悪さ。途中からは、「あと~回で終われる」と数えはじめる始末です。
しかし,実験自体はかなりうまくいき降りてきたときには喜びがこみあげてきました。さらに賞状をいただけるという喜びの追い討ちも!!明日は今日得られた情報をもとに先輩がもっといい結果を持ってきてくれることを祈るばかりです。
昨日は遅くまで実験の反省と改善を行い万全を期して2日目を迎えました。ただひとつ、不安材料は搭乗者(笑)しっかり酔い止めを飲みビクビクして航空機に乗り込みました。しかし最初のPFで思ったことは「なにこれ、すごい楽しい!」重力がなくなることでどちらが上か理解できなくなる感じ、脳がこんがらがる感じは体験したことのないことでした。実験も無事成功し、名残を残しつつ操縦席などを見学させてもらって地上へ帰還しました。
最終日、これまで一緒に実験をしてきた他大の学生ともお別れ。帰りは明治大学の方たちとひつまぶしを食べ、不安だった行きとは違いたっぷり名古屋を満喫しました。実験結果だけでなくさまざまな人とのつながりも得ることができ満足感のまま帰路へ。しかし25日(クリスマス!)に学内報告会が・・帰って結果整理頑張ろう!
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