第10回 航空機による学生無重力実験コンテスト
※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。
「微小重力下における土壌粒子モデル間隙中の水分移動」
明治大学 農学部
名倉理紗
私は本コンテストの参加は今回が2回目でした。前回は研究室の同期が代表提案者で私は手伝いをさせてもらっていましたが、今回は自分が代表提案者という立場でした。代表提案者になって、他の研究も同じですが、この実験はたくさんの方々に支えられてできるものであると実感しました。
今回の実験は前回の実験が土台となっているにも関わらず、装置は一から作成しなければならず材料も前回のものを使用することができなかったため、新しい実験を立ち上げるのとほぼ同じ状態でした。材料の選定や装置の固定・設置はアイデアが求められ、準備は寝る時間を惜しんで行いました。共同実験者のみんなのひらめきと根性には本当に何度も救われながら準備・実験をしました。
今回は実験装置が複雑なので装置の製作所に通い、要望と製作上の問題をすり合わせなければなりませんでした。今まで製作所の方と直接会ってそのような話をしたことがなかったので、初めは説明することがとても難しく苦労しました。しかし製作所の方が要望を良く聞いてくださり、無理難題を言っているにも関わらず要望通りに装置を作成してくださいました。製作所の方々の熱意や好奇心に助けられ、装置を完成させることができました。
DASおよびJSFの皆様にも、4日間の実験期間中に夜まで作業させていただいたことがあったり、フライト中に手を貸していただいたりと、本当にお世話になりました。私たちの知らないところでのご支援もきっとたくさんしていただいているのだと思います。
研究室の教授も、本コンテストの応募の段階から実験について何度も相談させていただき、様々なご助言をいただきました。いつも前向きなご助言をくださるおかげで、私はここまで進んでくることができました。
他にも支えてくださった方はたくさんいらっしゃいます。
私の力量不足も確かにありますが、この微小重力実験はいつもいくら準備をしてもし足りません。微小重力の影響はいつも予想外です。今回の実験も一回目のフライトでの実験結果は予想外でした。予想外の結果はワクワクするものであると同時に、対策を講じなければならないサインでした。でも、この予想外の結果から次につなげられたのは、大袈裟かもしれませんが、支えてくださった方々全員のおかげだと思っています。ありがとうございました。
この実験を行うにあたり,多くの助言と支援をしてくださったJAXA(独立行政法人宇宙航空研究開発機構)の皆様,ダイヤモンドエアサービス株式会社の皆様,JSF(財団法人日本宇宙フォーラム)の皆様に厚く御礼申し上げます.また実験準備等に協力してくださった明治大学土地資源学研究室の皆様,実験装置制作に尽力してくださった有限会社ヒロセ理化の廣瀬治郎氏および式会社後藤製作所の皆様,そして本実験に関わってくださった全ての方々に厚く御礼申し上げます.
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