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NASAステータスレポート | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
PLPC : Post Landing Press Conference(着陸後の記者会見) |
ミッションステータスブリーフィング概要
主題 | : | スペースシャトル(コロンビア号)の帰還について |
日時 | : | 12月4日10:00amCST(12月5日1:00am日本時間)〜 |
場所 | : | ジョンソン宇宙センター Bldg2 |
概要:
(なお時間は全てCST)
John Shannon (エントリフライトディレクター):
フライトデイ15日目、クルーは昨日の船外活動の後片づけ、フライトデッキとミッドデッキの片づけ、そしてシャトルシステムのチェックアウトを行った。
フライトデイ16日目は8:46amにクルーが起床し、エントリフライトコントローラーは今夜10:30pmに作業を開始し、明日2:30amにペイロードベイの閉鎖をするかどうかの判断をする。5:00amには軌道離脱をするかの判断をする。
KSCでの着陸機会は2回あり、1回目は日の出後21分、6:20amの着陸となる。2回目は
7:55amとなる。
JSCの天気予報によると、KSCの明日の天気は良好であり、カリフォルニア・エドワーズ空軍基地の着陸サポートは要請しない。
軌道離脱 5:19am CST 着陸 6:20am CST (1回目のチャンス)
軌道離脱 6:54am CST 着陸 7:55am CST (2回目のチャンス)
第1回目の着陸の際、テキサス州の南でシャトルが見え、着陸の17分前にフロリダ半島の西側に到達し、6:20amに着陸する。
天気が1回目に悪いときは2回目の機会に6:54amに軌道離脱し、7:55amに着陸する。(画像を見るとこの際、シャトルはテキサス州中央を通過している。)
質問:
Q: 現在の天気はどうか?
A: 現在前線が通過しており、明日には晴れると思います。明日は風速10−15ノットで天気は晴れ、雨はほとんどの確率で降らないでしょう。着陸は予定通りいくと思います。
Q: 消費物資はどのくらいあるのですか?二度うまくいかなかったらカリフォルニアに、土曜日中に着陸するのですか?
A: 消費物資は少なくとも3日分はあります。その間に軌道離脱することが1日につき2〜3回できます。カリフォルニアに着陸することは明日の2回目の軌道離脱が予定通りいかなかった場合に判断します。
KSCから質問:
Q: このミッションは全体的に見てどうでしたか。
A: スパルタン衛星は残念でしたがUSMPは大変良かったと思います。一番大事なことは(私個人の感想として)今回行われたEVAが宇宙ステーション建設前の最後のEVAだったことです。我々はステーション建設で使うツールの検証が必要でした。1度目にできなかったタスクを予定されていなかった2度目のEVAで完成するという柔軟なフライトコントロールチームの対応でステーション建設へ向けての準備に役立ちました。
Q: 今日でクルーの実験は終わりましたか。
A: 終わりました。今日はキャビンの片づけをし、明日は軌道離脱の準備です。
Q: スパルタンのVGS試験中に何か少し不具合が起こったようですが。
A: 分かりません。データはシャトル上にあり、帰還してから調査します。
Q: 一日延びたら実験も延長しますか?
A: もしスパルタンが再放出されていたら、一日延期していたでしょうが、それが無くなったので、どの実験も延長されることはありません。
Q: コロンビアは一番古い機体ですが、何か異常はありますか?
A: ありません。良い機体です。
Q: 消費物資は何がありますか?
A: 燃料は3回軌道離脱できる分だけあり、2日分軌道離脱を中止することができます。水等は十分あり、必要ならば5〜6日延長が可能です。
Q: スパルタンで何が起こったか早く知るために、何が行われていますか?
A: ペイロードベイ(貨物室)は帰還後すぐ開けませんが、開いたらすぐスパルタン関係者が調査を始めます。
Q: スパルタンがペイロードベイから取り出されるのはいつ頃になりますか?
A: 明日の朝、着陸すれば、月曜日になるでしょう。
以上
Last Updated : 1997.12. 5
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