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NASAステータスレポート
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第20回ステータスレポート
11月29日6:00amCST(11月29日9:00pm日本時間)

(以下カッコ内を日本時間とする)

 プライマリペイロードであるUSMP(米国微小重力実験ペイロード)が地上からのコマンドで実験が進められていく中、クルーはミツドデッキで行われた植物や燃焼、複合材料に関する微小重力実験を中心に行いました。

 USMPはAADSF(次世代自動型方向性凝固炉)を用いた、半導体材料の凝固に関する実験を中心に行われ、この実験から得られるデータは地上での半導体製造法の改良に役立てられることが期待されています。

 カルバナ・チャウラMSは、ELF(容器内層流炎観察実験)を行いました。この実験は、閉鎖された容器の中で気流を変化させながらメタンを燃焼させ、炎の様子を観察し、このデータを産業や航空機のアフターバーナ等へ応用することが目的です。排ガスの減少や熟交換の効率化等の効果が期待されています。

 これら微小重力実験のほか、ケビン・クレーゲル船長はスパルタン衛星のステータスチェックを行いました。ミッションの後半にスパルタン衛星の再放出の検討材料にするため、衛星とランデブ用ソフトウェアのデータを地上の担当者に提供しました。

 ミッションマネージメントチームは、12月1日の月曜日にスパルタン衛星の再放出についての結論を出す予定でいます。なお、再放出に必要な条件として、衛星が正常に機能していることと、ランデブと回収用のプロペラント(着陸時の推進薬)が充分にあることが挙げられており、回収の際には2回目の船外活動が行われる可能性が多いにあります。(likely to involve a second spacewalk)

  レオニド・カデニュークPSは、引き続き微小重力環境における植物の成長に関する米国とウクライナの共同実験を行いました。米国とウクライナの学生らがそれぞれ地上で育てている植物と、軌道上の植物の比較が行われる予定でいます。

 クルーは11月29日10時00分CST(11月30日午前1時00分)頃に就寝し、17時45分CST(11月30日8時45分)頃に起床する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/shuttle/archives/sts-87/reports/


Last Updated : 1997.12. 4


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