飛行11日目、お別れのセレモニーの様子
飛行8日目、国際宇宙ステーション(ISS)では、「ラファエロ」(多目的補給モジュール2)からISSへの物資の移送作業、地上へ回収する物品のラファエロへの移送作業が行われたほか、スペースシャトル「アトランティス号」のクルーとISS第28次長期滞在クルー全員が参加する軌道上共同記者会見と米国のオバマ大統領との交信イベント、米国の広報イベントなどが行われました。
米国中部夏時間7月15日午前11時30分(日本時間7月16日午前1時30分)から、ホワイトハウスのオバマ大統領と、軌道上のアトランティス号のクルー4名とISS第28次長期滞在クルー6名が参加して、交信イベントが行われました。オバマ大統領は、すべてのクルーを誇りに思うと伝えるとともに、過去30年間スペースシャトルプログラムを支援してきた人々と、米国の宇宙時代をリードしてきたNASAの人々への感謝を述べました。
- STS-135 NASAステータスレポート#15
- NASA発行のレポートの仮訳です。
- 飛行8日目ハイライト(軌道上共同記者会見)
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飛行9日目、ISSでは、引き続きラファエロとISSの間で物資の移送作業が行われました。
- STS-135 NASAステータスレポート#16
- STS-135 NASAステータスレポート#17
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- 飛行9日目ハイライト(米国の広報イベント)
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飛行10日目、ISSでは、引き続きラファエロとISSの間で物資の移送作業が行われたほか、米国の教育イベントなどが行われました。また、この日クルーは2時間程度の休息を取りました。
- STS-135 NASAステータスレポート#18
- STS-135 NASAステータスレポート#19
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- 飛行10日目ハイライト(米国の教育イベント)
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飛行11日目、ISSでは、ラファエロをアトランティス号のペイロードベイ(貨物室)に回収する作業が行われました。
ラファエロ内部の物品の搭載状況の最終確認、ラファエロと「ハーモニー」(第2結合部)を結合させる共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)のハッチ閉鎖、連結部の減圧などの準備作業が行われた後、ラファエロはISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)によりハーモニーから取り外され、アトランティス号のペイロードベイ(貨物室)に回収されました。ラファエロには地上に持ち帰るための約2,585kgの物品が積み込まれています。
その後、ISS第28次長期滞在クルーとの共同作業を終えたアトランティス号のクルーは、ISS第28次長期滞在クルーとお別れの挨拶を交わし、ISSを退室しました。7月13日午前9時28分(同7月18日午後11時28分)にアトランティス号とISS間のハッチが閉じられました。
- STS-135 NASAステータスレポート#20
- NASA発行のレポートの仮訳です。
- 飛行11日目ハイライト(ラファエロの回収、お別れの挨拶)
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飛行12日目、アトランティス号は、7月19日午前1時28分(同7月19日午後3時28分)にISSから分離する予定です。
- STS-135 NASAステータスレポート#21
- STS-135 NASAステータスレポート#22
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