飛行4日目、国際宇宙ステーション(ISS)では、米国中部夏時間7月11日午前5時45分(日本時間7月11日午後7時45分)、「ラファエロ」(多目的補給モジュール2)が「ハーモニー」(第2結合部)の下側(地球側)に取り付けられました。ISS第28次長期滞在クルーの古川聡宇宙飛行士は、ラファエロとハーモニーを結合させる共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)の操作を担当しました。
その後、ラファエロが起動され、7月11日午前11時10分(同7月12日午前1時10分)にラファエロのハッチが開放されて、クルーがラファエロに入室しました。入室後、クルーはラファエロ内に搭載された物資の移送作業を開始しました。そのほか、飛行5日目の船外活動に向けた準備などが行われました。
- STS-135 NASAステータスレポート#07
- NASA発行のレポートの仮訳です。
- 飛行4日目ハイライト(ラファエロの取付け)
- 飛行4日目のハイライトをご覧いただけます。
飛行5日目、7月12日午前7時44分(同7月12日午後9時44分)から、船外活動が行われる予定です。本ミッションでは、ISS第28次長期滞在クルーのロナルド・ギャレン、マイケル・フォッサム両宇宙飛行士の2名が船外活動を担当します。また、古川宇宙飛行士が船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)の装着補助などの支援作業を担当します。
船外活動では、船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform 2: ESP-2)に保管されている故障したポンプモジュール(Pump Module: PM)の回収や、ロボットによる燃料補給ミッション(Robotic Refueling Mission: RRM)実験装置を「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の改良型の軌道上交換ユニット仮置き場(Enhanced ORU Temporary Platform: EOTP)に仮設置する作業などが行われる予定です。
- STS-135 NASAステータスレポート#08
- NASA発行のレポートの仮訳です。