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2011年7月11日(月) 午後4時30分(米国中部夏時間)
2011年7月12日(火) 午前6時30分(日本時間)
7月11日の早朝、スペースシャトル「アトランティス号」のクルーは、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)から「ラファエロ」(多目的補給モジュール2)を国際宇宙ステーション(ISS)の「ハーモニー」(第2結合部)の下側(地球側)に移動させました。
パイロットのダグラス・ハーリーとミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のサンドラ・マグナスは、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作し、ラファエロを移動させました。ラファエロのISSへの結合作業は米国中部夏時間7月11日午前5時45分(日本時間7月11日午後7時45分)を少々過ぎたころ完了しました。
リークチェック(気密点検)を行った後、正午前にラファエロとISSの間のハッチが開かれました。ラファエロに搭載されていた9,400ポンド(約4,264kg)以上もの供給品や装置を降ろす作業は7月12日の早朝から開始される予定です。
荷降ろしが行われた後、ラファエロにはISSで不要となった5,666ポンド(約2,570kg)もの装置や不要品が積み込まれます。ラファエロをハーモニーの結合部からアトランティス号のペイロードベイ(貨物室)へ戻す作業は7月18日の予定で、ふたつの宇宙機のクルーがお別れを言い、ハッチを閉じる数時間前になります。アトランティス号は7月18日午後11時56分(同7月19日午後1時56分)にISSから分離する予定です。
7月11日の午後、ミッションマネージャは、アトランティス号のISSでの滞在は1日延長される予定だと述べました。アトランティス号のNASAケネディ宇宙センター(KSC)への最初の着陸機会は7月21日午前4時56分(同7月21日午後6時56分)となります。これまでの着陸予定日は7月20日でしたが、節電を行うことで燃料電池で使用する消耗品を減らすことにより、滞在の延長が可能となりました。
マネージャはまた、7月9日の点検作業により、アトランティス号の耐熱シールドの更なる詳細点検は不要と決定しました。アトランティス号がISSから分離した後、通常の後期点検で帰還に問題ないか確認する予定です。
本日予定されていたクルーの他の活動は、引き続きスペースシャトルのミッドデッキとISS間の荷物の移動です。アトランティス号は、2,300ポンド(約1,043kg)に及ぶ実験材料、装置、供給品をミッドデッキのロッカーに搭載し、ISSに輸送しました。
4人のスペースシャトルのクルーとISSのフライトエンジニアのロナルド・ギャレン、マイケル・フォッサム、古川聡が集まり、7月12日の船外活動の手順についておよそ1時間をかけて確認しました。2008年6月のSTS-124ミッション期間中、ともに3回の船外活動を経験したギャレンとフォッサムは、7月12日午前7時45分(同7月12日午後9時45分)に「クエスト」(エアロック)を出て、6.5時間に渡る船外活動を行う予定です。
主な船外活動の内容は、1,400ポンド(約635kg)の故障したポンプモジュール(Pump Module: PM)を取り外し、地上に持ち帰るためスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に設置するほか、ロボットによる燃料補給ミッション(Robotic Refueling Mission: RRM)実験装置の設置や、材料曝露実験装置の設置を行う予定です。
次回のSTS-135ミッションステータスレポートはクルーの起床後、または新規イベントがあれば発行します。クルーは7月12日午前2時(同7月12日午後4時)前に起床予定です。
出典:STS-135 MCC Status Report #07(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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