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2011年7月11日(月) 午前2時00分(米国中部夏時間)
2011年7月11日(月) 午後4時00分(日本時間)
本日、スペースシャトル「アトランティス号」のクルーは、今回のミッションの主要目的である、「ラファエロ」(多目的補給モジュール2)を一時的に国際宇宙ステーション(ISS)に取り付ける作業を行い、ラファエロに搭載されている物資を運び出す作業を開始する予定です。
クルーは、米国中部夏時間7月11日午前2時02分(日本時間7月11日午後4時02分)に、チャンバワンバ(イギリスの音楽バンド)の“.タブサンピング”という曲で起床し、4日目の宇宙滞在を開始しました。この曲はミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のサンドラ・マグナスのためにかけられました。
マグナスは、パイロットのダグラス・ハーリーと共に、7月11日午前4時09分(同7月11日午後6時09分)からISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作し、スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)からラファエロを取り出す作業を行う予定です。作業開始から30分後、ラファエロはISSの「ハーモニー」(第2結合部)に取り付けられます。
それが完了すると、マグナスはコマンダーのクリストファー・ファーガソンと協力し、7月11日午後0時39分(同7月12日午前2時39分)のハッチオープンに向けて準備を行う予定です。その後、クルーは軌道上に運ばれた9,402ポンド(約4,265kg)もの物資を降ろす作業を開始します。
さらに、ファーガソンとMSのレックス・ウォルハイムはアトランティス号のミッドデッキに載せられた2,281ポンド(約1,035kg)の物資の移送作業を開始します。その後、スペースシャトルのクルー全員とフライトエンジニアのロナルド・ギャレン、古川聡、マイケル・フォッサムが加わり、ミッション中に行う船外活動の手順について確認します。フォッサムとギャレンが7月12日に船外活動を行う予定です。
一方、地上の飛行管制官は、7月9日に監視を始めた宇宙ゴミ(スペースデブリ)の軌道はスペースシャトルとISSへの脅威にはならないと確認できました。地球の軌道上を周回する50万を超える宇宙ゴミのひとつであり、COSMOS 375衛星の一部である今回の宇宙ゴミを回避するためのスペースシャトルとISSの軌道変更は不要になります。
次回のSTS-135ミッションステータスレポートはクルーの1日の終了時、または新規イベントがあれば発行します。クルーは7月11日午後6時前(同7月12日午前8時)に就寝予定です。
出典:STS-135 MCC Status Report #06(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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