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2011年7月9日(土) 午後4時00分(米国中部夏時間)
2011年7月10日(日) 午前5時00分(日本時間)
7月9日、アトランティス号のクルーは、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)と、長さ50フィート(約15m)のセンサ付き延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用して、熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の損傷点検を行いました。クルーはまた、国際宇宙ステーション(ISS)への到着に向け、ランデブ機器を準備しました。
ISSとのドッキングは、米国中部夏時間7月10日午前10時を少し過ぎた頃の予定です。
コマンダーのクリストファー・ファーガソン、パイロットのダグラス・ハーリー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のサンドラ・マグナスは、1日の多くを翼前縁とノーズキャップの強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon: RCC)の映像と電子データの収集に費やしました。地上の専門家たちがこれらのデータを評価し、損傷していないかを確認します。
点検において、特に明白な問題点は報告されませんでした。分析の結果、もし何らかの損傷が示されていれば、クルーは疑わしい箇所の詳細点検を行うよう指示されます。
点検が行われている間、4人目のクルーメンバーであるミッション・スペシャリストのレックス・ウォルハイムは、午後の多くをアトランティス号のミッドデッキで過ごし、軌道上に運ばれた貨物をISSに移動するための準備作業を行いました。
ミッドデッキにある物資のほかに、アトランティス号はISSの補給品や装置を載せた「ラファエロ」(多目的補給モジュール2)をISSに運びます。月曜日の早い時刻にラファエロはペイロードベイ(貨物室)から持ち上げられ、ISSの「ハーモニー」(第2結合部)に結合される予定です。物資が下ろされた後には、ラファエロはISSの不要品や地上に持ち帰る物資でいっぱいにされ、地上への帰還のためペイロードベイ(貨物室)に戻されます。
耐熱シールドの点検とミッドデッキでの貨物に関する作業の後、4人全員のクルーはISSとのランデブ/ドッキングの準備を行いました。ハーリーとウォルハイムはランデブ機器を確認し、ファーガソンとマグナスはセンターライン・カメラを設置し、オービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)のドッキングリングを伸展させました。
次回のSTS-135ミッションステータスレポートはクルーの起床後、または新規イベントがあれば発行します。
出典:STS-135 MCC Status Report #03(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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