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国際宇宙ステーション

STS-135 NASAステータスレポート#01

最終更新日:2011年7月11日
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2011年7月8日(金) 午後4時00分(米国中部夏時間)
2011年7月9日(土) 午前6時00分(日本時間)

貨物の輸送キャリアに補給品を詰め込んだスペースシャトル「アトランティス号」は、7月8日の午前に、最後のスペースシャトルとして国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられました。

4人のクルーを乗せたスペースシャトルは、米国中部夏時間7月8日午前10時29分(日本時間7月9日午前0時29分)にNASAケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上げられ、12日間の飛行を開始しました。ペイロードベイ(貨物室)には「ラファエロ」(多目的補給モジュール2)と、軌道上で人工衛星に燃料補給を行う技術を開発するためのロボットによる燃料補給ミッション(Robotic Refueling Mission: RRM)実験装置を搭載しています。

KSC周辺には約100万人の人々が、スペースシャトル時代の最後となるアトランティス号の打上げを見るために集まりました。このミッションの主目的は、スペースシャトルの退役に備えてISSに補給品をできるだけ運搬することです。また、故障したポンプモジュールを原因究明のために地上に回収します。これは他の宇宙機にはできない仕事です。

コマンダーのクリストファー・ファーガソン、パイロットのダグラス・ハーリー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のサンドラ・マグナス、レックス・ウォルハイムは、7月10日にISSにランデブ/ドッキングする予定です。

ラファエロはISSへの4回目の飛行になります。飛行4日目にスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)から取り出されて「ハーモニー」(第2結合部)に結合されます。そこで荷降ろしを行い、その後ISS内の不要品や地上へ持ち帰る物資を積み込み、帰還に備えて飛行10日目にペイロードベイ(貨物室)に戻される予定です。

RRM実験装置は、ミッション中に1回だけ、ISSクルーによって行われる船外活動時に設置される予定です。この実験装置は、軌道上で人工衛星にロボットを使って燃料補給を行うコンセプトと技術、工具を試験するものです。この試験はISSの「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)を使って実施する予定です。そのようなサービスを受けることを考慮して設計されていない人工衛星に燃料補給する方法を試す宇宙試験は初めてとなります。

ISSでは、第28次長期滞在クルーのコマンダーであるアンドレイ・ボリシェンコ、フライトエンジニアのアレクサンダー・サマクチャイエフ、ロナルド・ギャレン、セルゲイ・ヴォルコフ、マイケル・フォッサム、古川聡が、アトランティス号とそのクルーの到着を待っています。

STS-135は、スペースシャトルによる135回目の飛行で、アトランティス号による33回目の飛行、そしてスペースシャトルによる37回目のISS組み立て・メンテナンスを行うミッションです。

次回のSTS-135ミッションステータスレポートはクルーの起床後、または新規イベントがあれば発行します。クルーは7月9日午前3時(日本時間7月9日午後5時)前に起床する予定です。

出典:STS-135 MCC Status Report #01(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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