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「きぼう」日本実験棟

取付けから回収まで

最終更新日:2009年06月12日

「きぼう」日本実験棟の船外パレットは、飛行7日目に船外実験プラットフォームに取り付けられ、飛行8日目の第3回船外活動で船外パレットに搭載した装置の取外し準備が行われます。飛行9日目、「きぼう」ロボットアームで、船外パレットの装置は船外実験プラットフォームに移設されます。そして飛行12日目、地上に持ち帰るために、船外パレットはスペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)に回収されます。

船外パレットの取付けから回収までの流れは、以下の通りです。

【飛行7日目】 船外パレットの取出し/取付け
【飛行8日目】 搭載した装置の取外し準備(第3回船外活動)
【飛行9日目】 搭載した装置を船外実験プラットフォームに移設
【飛行12日目】 船外パレットの回収

【飛行7日目】 船外パレットの取出し/取付け

ペイロードベイ(貨物室)に搭載されている船外パレットをスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)で把持して取り出します。その後、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で受け取り、船外実験プラットフォームの結合部へ取り付けます。SSRMSの操作は、若田宇宙飛行士が行います。

【動画】船外パレットの取出し/取付け

【飛行8日目】 搭載した装置の取外し準備(第3回船外活動)

船外パレットに搭載した装置の移設に備えて、船外活動で装置の断熱カバーを取り外します。

【動画】断熱カバーの取外し(提供:NASA)

【飛行9日目】 搭載した装置を船外実験プラットフォームに移設

「きぼう」のロボットアームで装置を把持して船外パレットから取り外し、船外実験プラットフォームの装置交換機構(Exposed Facility Unit: EFU)に取り付けます。

全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)衛星間通信システムの曝露系サブシステム(Inter-orbit Communication System - Exposed Facility subsystem: ICS-EF)宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment - Attached Payload: SEDA-AP)の順で移送作業を行います。MAXIの移送は若田宇宙飛行士が行います。

【動画】船外装置の移設

【飛行12日目】 船外パレットの回収

SSRMSで船外パレットを把持して船外実験プラットフォームから取り外し、船外パレットをスペースシャトルの横まで移動させます。その後、SRMSで船外パレットを受け取り、SRMSで船外パレットをペイロードベイに格納します。

【動画】船外パレットの回収

 
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