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「きぼう」日本実験棟

衛星間通信システム

最終更新日:2017年8月19日

「きぼう」と日本をつなぐ日本独自の双方向通信システム「衛星間通信システム」

ICS与圧系サブシステム(左)と曝露系サブシステム(右)

ICS/DRTS地上局インタフェース確認試験時のICS与圧系サブシステム(左)と曝露系サブシステム(右)

画像:衛星間通信システム

衛星間通信システム(Inter-orbit Communication System: ICS)は、「きぼう」日本実験棟の運用を効率的に行うため、船外実験プラットフォームに直径約80cmのアンテナを設置し、JAXAのデータ中継技術衛星「こだま」(Data Relay Test Satellite: DRTS)を経由して筑波宇宙センター(TKSC)との間でデータ、画像および音声などの双方向通信を行う日本独自のシステムです(「こだま」は、2017年8月5日に運用終了しました)。

衛星間通信システムの構成

ICSは、船内実験室に搭載される与圧系サブシステム(ICS Pressurized Module subsystem: ICS-PM)と、船外実験プラットフォームに取り付けられる曝露系サブシステム(ICS Exposed Facility subsystem: ICS-EF)から構成されます。

ICS-PMは、ICS全体の管理を行い、主に「きぼう」から地上に送るシステム機器や実験機器のデータ(ダウンリンクデータ)の多重化処理、地上からの送信されるデータ(アップリンクデータ)の分解、送受信データの変復調を行います。ICS-EFは、送受信用アンテナおよびその駆動装置、周波数変換器、高出力電力増幅器などの高周波機器、各種センサ(地球センサ、太陽センサ、慣性基準装置)から構成されます。

ICS-PMは、2008年6月に1J(STS-124)ミッションで、船内実験室に搭載されて国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げられました。ICS-EFは、「きぼう」打上げ第3便である2J/A(STS-127)ミッションで、ISSに打ち上げられました。

1Jミッション
2J/Aミッション

衛星間通信システム

衛星間通信システムの主要諸元

項目 仕様
ICS-PM ICS-EF
大きさ 2.0×1.0×0.9m 1.1×0.8×2.0m(アンテナ収納時)
2.2×0.8×2.0m(アンテナ展開時)
質量 330kg 310kg
通信速度/
周波数/
変調方式
ICSから地上へ 50Mbps/約26GHz/QPSK
地上からICSへ 3Mbps/約23GHz/BPSK
DRTS可視時間* 1日あたり合計約7.8時間(DRTSが1機の場合)
1回あたり最長約40分

*: 理論上の値であり、他の衛星がDRTSを使用する時間があることから、実際はさらに短くなる見込み。
QPSK(Quadrature Phase Shift Keying: 四位相偏移変調)
BPSK(Binary Phase Shift Keying: 二位相偏移変調)

 
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