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「きぼう」日本実験棟

実験運用管制チーム

最終更新日:2020年7月30日
筑波宇宙センター(TKSC)内のユーザ運用エリア(UOA)で作業中の実験運用管制員

筑波宇宙センター(TKSC)内のユーザ運用エリア(UOA)で作業中の実験運用管制員

「きぼう」日本実験棟の運用管制チームは、「きぼう」全体を統括する「きぼう」運用管制チームと、「きぼう」での利用を統括する「きぼう」実験運用管制チーム(Payload Flight Control Team: PL FCT)から成ります。

実験運用管制チームには、大きく分けて、「きぼう」船内実験室に搭載されている実験装置の取りまとめを行う与圧実験運用管制チームと、船外実験プラットフォームに設置されている実験装置の取りまとめを行う曝露実験運用管制チームの二つがあります。

細胞実験ラックの初回起動時のBIO

ユーザ運用エリアで作業中のBIO

実験運用管制チームは、「きぼう」に搭載、設置されている実験装置の状態を、軌道上からリアルタイムで送られるデータによって監視すると共に、それらの機器に対する制御を地上から実施して実験を遂行します。宇宙飛行士による実験サンプル交換や新規実験機器取付などの作業がある場合も地上から作業を支援します。また、実験装置を使わず、より小規模な実験機器・器具類を用いた教育文化ミッション(EPO)や宇宙飛行士の健康を管理する医学ミッション(Medical)などの運用も実施します。
更にその準備作業として、運用の流れ、ルール、手順書などを検討・作成するのも実験運用管制チームの役割です。

各実験には、実験テーマ提案者である代表研究者(Principal Investigator: PI)や共同研究者(Co- Investigator: CI)、実験の準備・実施作業についてPI/実験運用管制員間のコーディネート役を務めるユーザインテグレータ(User Integrator: UI)および実験装置・機器類の開発を行う実験装置開発担当(Engineer)がおり、実験運用管制チームと協調し、実験を準備・実施していきます。
また、PI/CIおよびUIを含めた研究者チームは、実験の映像やデータをモニタしながら、実験目的を達成するのに適した判断をその場で行い、実験条件の変更などを実験運用管制チームへ指示します。


実験運用管制チームの構成

「きぼう」の利用は、日本の実験や利用ミッションについては、主に筑波宇宙センター(TKSC)内のユーザ運用エリア(User Operations Area: UOA)で行われます。以降、実験運用管制チームの構成とその役割についてご紹介します。

与圧実験運用管制チーム

ユーザ運用エリアで作業中のMEISTER

与圧実験運用管制チームは、実験ラックごとに運用の取りまとめを行うラックオフィサー(RO)と、実験ラックのコマンド送信(地上から遠隔で装置へ指令を送信すること)やテレメトリモニタリング(装置の状態を監視すること)などの運用を担当するオペレータ(OP)とで構成されており、現在、約40名の実験運用管制員が所属しています。


実験ラックごとのポジションと役割
ラック 実験装置など ポジション 役割
細胞実験ラック 細胞培養装置(CBEF)
クリーンベンチ(CB)
BIO(バイオ)
BIology Ops Lead
実験ラックに搭載される実験機器の状態を、軌道上からリアルタイムで送られるデータによって監視するとともに、それらの機器に対する制御を地上から実施します。
流体実験ラック 流体物理実験装置(FPEF)
溶液結晶化観察装置(SCOF)
蛋白質結晶生成装置(PCRF)
画像取得処理装置(IPU)
FISICS
(フィジィクス)
FluId ScIence and Crystalization Science Ops Lead
多目的実験ラック1、2 水棲生物実験装置(AQH)
液滴群燃焼実験供試体(GCEM)
静電浮遊炉(ELF)
沸騰・二相流実験供試体(TPF) など
MEISTER
(マイスター)
MSPR Engineering and Integration Staff for Enterprising Research
勾配炉実験ラック 温度勾配炉(GHF) GOLEM(ゴーレム)
GHF Ops Lead and Engineer of Material Science
ラックに搭載されていない実験装置、教育文化ミッション(EPO)、医学ミッション(Medical)など GNOME(ノーム)
General Non-rack Operation for Medical and Education
ラックに搭載されていない実験機器の宇宙飛行士作業をリアルタイムで支援します。その他、実験に関するデータの取得、機器に対する制御を地上から実施します。

与圧実験運用管制チームの構成

曝露実験運用管制チーム

曝露実験運用管制チームは、曝露実験全体の運用の取りまとめを行う曝露ペイロードオフィサー(ExPO)と、各曝露実験のコマンド送信やテレメトリモニタリングなどの運用を担当するオペレータ(MAXI OP、SEDA-AP OP、CALET OP、i-SEEP OP)とで構成されており、現在、約15名の実験運用管制員が所属しています。


実験装置ごとのオペレータと役割
実験装置 オペレータ 役割
宇宙環境計測ミッション装置
(SEDA-AP)
SEDA-AP OP 実験機器の状態を、軌道上からリアルタイムで送られるデータによって監視するとともに、それらの機器に対する制御を地上から実施します。
全天X線監視装置(MAXI) MAXI OP
高エネルギー電子、ガンマ線観測装置(CALET) CALET OP
中型曝露実験アダプタ(i-SEEP) i-SEEP OP
超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)
※運用終了
SMILES OP
ポート共有実験装置(MCE)
※運用終了
MCE OP

曝露実験運用管制チームの構成

 
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