実施状況および結果
スペースシャトル「アトランティス号」によるSTS-122ミッションでは、国際宇宙ステーション(ISS)の新たな構成要素、「コロンバス」(欧州実験棟)が打ち上げられました。
コロンバスは、欧州宇宙機関(ESA)が開発した実験棟で、宇宙飛行士が長期にわたり活動できる欧州で初めての有人宇宙施設です。
コロンバスは、ISSの「ハーモニー」(第2結合部)に取り付けられた後、起動され、運用に向けた準備が行われました。取付け後、ESAのコロンバス管制センター(Columbus Control Centre: Col-CC)がコロンバスの運用を開始しました。STS-122ミッション後も引き続き、コロンバスでの科学実験運用に向けた整備作業が行われます。
ミッション中に実施された船外活動では、コロンバスの取付けに関わる作業やISSのメンテナンス作業などが行われました。
STS-122ミッションでは、ISS長期滞在クルーの交替も行われました。2007年10月のSTS-120ミッションで打ち上げられて以来、第16次長期滞在クルーとしてISSに滞在していたダニエル・タニ宇宙飛行士に替わり、STS-122ミッションで打ち上げられたレオポルド・アイハーツ宇宙飛行士が第16次長期滞在クルーに加わりました。