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2008年2月15日(金) 午後5時00分(米国中部標準時間)
2008年2月16日(土) 午前8時00分(日本時間)
本日、レックス・ウォルハイムとスタンリー・ラブは、7時間25分にわたり、STS-122ミッションの3回目で最後となる船外活動を行いました。ウォルハイムとラブは、まず2基ある船外実験装置うちのひとつ、SOLAR(Solar Monitoring Observatory)と呼ばれる太陽観測装置を、「コロンバス」(欧州実験棟)に取り付けるために運びました。国際宇宙ステーション(ISS)の船内からは、STS-122ミッションのパイロットであるアレン・ポインデクスターが船外活動クルーを誘導し、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のリランド・メルヴィンが「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作して船外活動クルーと実験装置を移動させました。
SOLARの取付けが終了すると、船外活動クルーは、故障したコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG)を、地上に回収するためスペースシャトル「アトランティス号」のペイロードベイ(貨物室)に運びました。CMGはISSの姿勢制御装置です。その後ふたりは、欧州技術曝露実験装置(European Technology Exposure Facility: EuTEF)をコロンバス外部へ取り付け、STS-122ミッション最後の大きな目的を達成しました。EuTEFは、真空の宇宙環境に実験材料を曝露させた状態で実験を行うことができる装置です。
この作業が終了した後、ウォルハイムとラブは「クエスト」(エアロック)外部のハンドレール(手すり)の損傷を調べました。彼らは、軌道上で作成した、オーバーグローブ(宇宙服のグローブ損傷を予防するためにグローブの上に装着するもの)の材料を巻きつけた道具をハンドレール上に滑らせて、最近の船外活動で確認されている宇宙服のグローブの擦り切れの原因となっている場所かどうかを調べました。NASAのミッションマネージャらは、調査結果について話し合い、このハンドレールが原因の場所かどうかを特定する予定です。
米国中部標準時間2月16日午前6時17分(日本時間2月16日午後9時17分)から、スペースシャトルのスラスタを31分13秒間噴射してISSの軌道を上昇させる予定です。この軌道上昇により、ISSの軌道は、3月にSTS-123ミッションで飛行するエンデバー号の到着に備えて適切な軌道に調整される予定です。
クルー合同記者会見は、2月16日午前7時40分(同2月16日午後10時40分)から行われる予定です。米国および欧州のメディアからの質問に、ISSとSTS-122ミッションのクルー全員が応じる予定です。
次回のSTS-122ステータスレポートは、2月16日午前1時45分(同2月16日午後4時45分)にクルーが起床した後に発行する予定です。
出典:STS-122 MCC Status Report #17(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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