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NASAステータスレポート（2008年まで）

STS-122 NASAステータスレポート#16

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2008年2月15日(金) 午前4時00分（米国中部標準時間）
2008年2月15日(金) 午後7時00分（日本時間）

スペースシャトル「アトランティス号」の7人のクルーは、「コロンバス」（欧州実験棟）と、その船外実験装置の取付けを完了するまで、1回の船外活動を残すのみとなりました。

クルーの1日は、米国中部標準時間2月15日午前2時45分（日本時間2月15日午後5時45分）に始まりました。本日のミッションコントロールセンターからのウェイクアップコールは、Drafi Deutscherの“Marmor Stein und Eisen Bricht”という曲でした。この曲のタイトルは“大理石は砕け、鉄は曲がる”という意味です。この曲は、ドイツ出身の欧州宇宙機関（ESA）の宇宙飛行士でミッションスペシャリスト（搭乗運用技術者：MS）のハンス・シュリーゲルのためにかけられました。

STS-122ミッション3回目の船外活動は、2月15日午前7時40分（同2月15日午後10時40分）に開始される予定です。船外活動開始後、「カナダアーム2」（国際宇宙ステーション（ISS）のロボットアーム）に乗ったクルーが、ふたつの船外実験装置のうちのひとつであるSOLAR（Solar Monitoring Observatory）と呼ばれる太陽観測装置をコロンバスへと移動させ、取り付ける予定です。MSのレックス・ウォルハイムとスタンリー・ラブは、この取付け作業に約3時間かける予定です。

次に取り付けるふたつ目の実験装置を取りにアトランティス号のペイロードベイ（貨物室）に戻る前に、カナダアーム2に乗ったクルーは、昨年8月に交換された故障したコントロール・モーメント・ジャイロ（Control Moment Gyroscope: CMG）を回収し、地上に持ち帰るためにアトランティス号に収納する予定です。

CMGをペイロードベイ（貨物室）に回収した後、カナダアーム2に乗ったクルーは欧州技術曝露実験装置（European Technology Exposure Facility: EuTEF）を移動させます。EuTEFは実験材料を宇宙空間にさらして実験するための装置です。ラブとウォルハイムは、この作業を2月15日午前11時50分（同2月16日午前2時50分）に開始し、約1時間45分を費やす予定です。

6時間25分の船外活動時間に余裕があれば、ふたりは最近の船外活動で宇宙服のグローブが破れた原因になった可能性のある「クエスト」（エアロック）のハンドレール（手すり）の損傷を調べる作業や、昨年秋から問題を起こしているISSの右舷側の太陽電池パドル回転機構（Solar Alpha Rotary Joint: SARJ）を、もう一度調べる作業を行う予定です。第3回船外活動は2月15日午後2時05分（同2月16日午前5時05分）に終了する予定です。

次回のSTS-122ステータスレポートは2月15日午後（同2月16日午前）、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典：STS-122 MCC Status Report #16（NASA）

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。