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国際宇宙ステーションの組立フライト 10A(STS-120)

写真:船外活動を行うペギー・ウィットソン、ダニエル・タニ両宇宙飛行士(提供:NASA)

船外活動を行うペギー・ウィットソン、ダニエル・タニ両宇宙飛行士(提供:NASA)

帰還後のISS組立作業

スペースシャトル「ディスカバリー号」が帰還した後、国際宇宙ステーション(ISS)では、第16次長期滞在クルーによるISS組立て作業が進められています。

米国中部標準時間11月24日午前3時50分(日本時間11月24日午後6時50分)から7時間4分にわたり、第16次長期滞在クルーのペギー・ウィットソン、ダニエル・タニ両宇宙飛行士による船外活動が実施されました。11月20日に実施された船外活動に引き続き、「ハーモニー」(第2結合部)外部の整備作業などが行われ、ハーモニーの起動準備が完了しました。また、摩擦が増加していた右舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の点検作業なども行われました。

船外活動終了後、地上からハーモニーは完全に起動されました。これにより、次のスペースシャトルミッションで打ち上げられる「コロンバス」(欧州実験棟)と、2008年2月から順次打ち上げられる「きぼう」日本実験棟をISSに取り付ける準備が整いました。

スペースシャトル帰還後の組立作業
スペースシャトル帰還後の一連のISS組立て作業を解説しています。

飛行16日目

ディスカバリー号は、米国東部標準時間11月7日午後1時01分(日本時間11月8日午前3時01分)に、NASAケネディ宇宙センター(KSC)に無事着陸し、15日と2時間23分にわたるミッションを終えました。

ミッション結果の要約
STS-120ミッションの実施状況など、ミッション結果を掲載しています。

STS-120ミッションについて

STS-120ミッション/国際宇宙ステーション(ISS)組立ミッション(10A)は、ディスカバリー号によるISSの組立フライトであり、スペースシャトルによるISSの組立・補給フライトとしては23回目、ロシアのロケットでの打上げを含めると27回目の組立フライトです。

ミッション概要
STS-120(10A)ミッション飛行計画(2007年11月8日現在)
項目 計画
打上げ日時 2007年10月23日午前11時38分(米国東部夏時間)
2007年10月24日午前0時38分(日本時間)
打上げ場所 NASAケネディ宇宙センター(KSC) 39A発射台
ISSとの結合日時 2007年10月25日午前7時40分(米国中部夏時間)
2007年10月25日午後9時40分(日本時間)
ISSからの分離日時 2007年11月5日午前4時32分(米国中部標準時間)*
2007年11月5日午後7時32分(日本時間)
飛行期間 15日2時間23分
搭乗員/作業体制 スペースシャトルクルー7名(内1名はISS長期滞在クルー)/1シフト
オービタ ディスカバリー号(34回目の飛行)(スペースシャトル通算120回目の飛行)
軌道高度 軌道投入高度:約226km、ドッキング高度:約341km
軌道傾斜角 51.6度
帰還日時 2007年11月7日午後1時01分(米国東部標準時間)
2007年11月8日午前3時01分(日本時間)
帰還場所 NASAケネディ宇宙センター(KSC)
主な搭載物 「ハーモニー」(第2結合部)

*:11月第1日曜日に米国時間は夏時間から標準時間に変わりました。

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