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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-122 NASAステータスレポート#27

最終更新日:2008年2月21日
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2008年2月20日(水) 午前9時00分(米国中部標準時間)
2008年2月21日(木) 午前0時00分(日本時間)

本日、スペースシャトル「アトランティス号」とアトランティス号の7名のクルーは、飛行距離5,296,842マイル(約8,522,619km)におよぶ13日間の飛行を終えて、米国中部標準時間2月20日午前8時07分(日本時間2月20日午後11時07分)に、NASAケネディ宇宙センター(KSC)の15番滑走路に着陸しました。アトランティス号の着陸は、正確には、2月20日午前8時07分10秒(同2月20日午後11時07分10秒)に主脚が接地し、午前8時07分20秒に前輪が接地しました。車輪の停止は午前8時08分08秒でした。

STS-122ミッションのコマンダーであるスティーブ・フリック、パイロットのアレン・ポインデクスター、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のリランド・メルヴィン、レックス・ウォルハイム、ハンス・シュリーゲル、スタンリー・ラブ、およびダニエル・タニらアトランティス号のクルーは、地球を202周回する間に、欧州宇宙機関(ESA)の「コロンバス」(欧州実験棟)を国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けました。欧州のISSへの大きな貢献であるコロンバスの追加により、ISSの与圧部分の容積は2,600立方フィート(約75m3)以上も拡張され、さまざまな科学実験装置が追加されました。

クルーは、3回の船外活動を実施してコロンバスの取付けや整備作業を行いました。また、彼らは、空になった窒素タンク(Nitrogen Tank Assembly: NTA)と故障したコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG)をISSから取り外し、地上に回収しました。最後の船外活動では、クルーは、小さな損傷が見られたISSの「クエスト」(エアロック)外部のハンドレール(手すり)の検査を行いました。最近のミッションで宇宙服のグローブが擦り切れた原因が、この損傷箇所を触れたことによるものかどうかを調べるため、彼らは未使用のオーバーグローブ(宇宙服のグローブ損傷を予防するためにグローブの上に装着するもの)を用いた道具を船内で作り、この検査に使用しました。NASAのエンジニアらは、この検査結果を分析する予定です。

アトランティス号は、ESAの宇宙飛行士であるレオポルド・アイハーツをISSに運び、そこでアイハーツは、ISSのフライトエンジニアとしてタニと交替しました。タニは、ISS長期滞在クルーとして107日間を宇宙で過ごしました。タニは、2007年10月23日にSTS-120ミッションでスペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗し、ISSに打上げられました。

アトランティス号は、本日午後にオービタ整備施設(Orbiter Processing Facility: OPF)に牽引されて移動する予定です。OPFでは、アトランティス号が次回飛行するSTS-125ミッションに向けた準備作業が開始されることになります。STS-125ミッションは、ハッブル宇宙望遠鏡に関わる最後のミッションで、打上げは2008年8月28日を目標にしています。

アトランティス号が着陸した時、アトランティス号のクルーは、左舷側の窓の外に、39A発射台に立つスペースシャトル「エンデバー号」の姿を目にしました。STS-123ミッションで飛行するエンデバー号の打上げは2008年3月11日に予定されています。アトランティス号のクルーは2月21日にヒューストンに戻る予定です。クルーの歓迎式典は、同日午後4時(同2月22日午前7時)頃から、エリントン空港のNASAのハンガー276で開催される予定です。

出典:STS-122 MCC Status Report #27(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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