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第7回 航空機による学生無重力実験コンテスト
※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。
「重力変化が血流量と自律神経活動に及ぼす影響」
京都大学総合人間学部
尾方 弘樹
私は理系ですがこれまで本格的な実験をしたことがありませんでした。今回この実験の話を聞き、無重力を体験できると言われて、迷わず参加したいと思いました。とにかく楽しそうだったからです。そういえば子供の頃は宇宙飛行士になるのが夢だったことを思い出したりしました。ただ、私は飛行機があまり得意ではなく、絶叫系アトラクションが大の苦手です。実験に参加することが決まったものの、無事にやり遂げられるのかと不安でした。
名古屋到着後は実験の準備を進めました。私達のチームはそこまで忙しくなかったので比較的のんびりと過ごしていました。個人的には就職活動で慌ただしい日々でしたので、都会の喧騒から離れることができたような気がしてとてもよかったです。けれども、実験当日が近づくにつれて段々と緊張感が高まってきているのを感じました。
そしていよいよ実験当日になりました。前日の池田さんがフライトを予想以上に楽しんでいたことが逆にプレッシャーになり、心拍数が異常な値になっていました。気持ち悪くならないことを祈りつつ、大きな期待とそれ以上に大きな不安を胸に搭乗しました。
フライトはあっという間でした。気持ち悪くなることも全くありませんでした。それは無重力が楽しすぎたからです。ジェットコースターともまた違うあの不思議な感覚は表現できません。
無重力を体験できたことのみならず、多くを学ぶことができた今回の実験でした。周りの友人や家族よりも宇宙にちょっとだけ近づけた気がして、とても嬉しく思いました。これからは飛行機にも平気で乗れるような気がします。
最後に、このような素晴らしい実験の機会の提供・支援をしていただいた(独)宇宙航空研究開発機構・(財)日本宇宙フォーラム・ダイヤモンドエアサービス(株)の方々に深く感謝いたします。ありがとうございました。
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