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第7回 航空機による学生無重力実験コンテスト
※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。
「地上での比較実験が可能なビデオクリップ教材の開発」
東京学芸大学教育学研究科修士1年
柚木 倫代
「無重力コンテストに出してみない?」という教授からのお誘いから、この計画は始まりました。昨年、後輩がこのコンテストに参加しており、話を聞いていたので、すごく興味をもっていました。
参加が決まってから、計画書を作り、装置を作り、考え込む日々が続きました。私たちの研究室では、“材料は身近なもの”をモットーとして研究を行っています。そのため、装置に使った材料は、“東急ハンズ”や“ダイソー”で手に入るものばかり☆
メンバーはそれぞれ、非常勤やら授業やらボランティアやらで毎日大忙し。みんなが集まれる日は、本当に限られていました。しかし、さすが同じ研究室!合う時間が少ないながらも連携を取り、懸命に頑張りました!!
このとき、男の子たちの知恵の多さにびっくり!! “ボールベアリング”という材料を初めて知りました。小さい頃にプラモデルやミニ四駆を作ったときに使ったそうです。幼少期の体験は大切ですね★
装置を組み立てる上で一番苦労したことは、カメラの固定でした。実際に機内に搭載すると、ずれていたり、固定できなかったり・・・。このとき活躍したのが、マジックテープ!!とにかく強力で、固定も楽チン♪おかげで、ほしい映像をしっかり撮ることができました。
乗れることが決まり、うれしさ半分、不安半分という気持ちでした。ずっと乗りたいと思っていたけれど、いざ乗るとなると、責任が重すぎる…。でも、メンバーから「6つの実験のうち4つうまくいけばいいよ!気楽にね♪」と言ってもらえたので、心強かったです。
さらに、付箋紙に細かく実験の手順を書いてくれて、安心して実験を行うことか出来ました。PF中は頭がぼーっとしてしまって、考える力がなくなってしまうので、本当にあってよかったです!!!!
いよいよフライト!しかし、この日は朝からあいにくの雨…。結局、2時間遅れのフライトでした。さすが雨女です。しかし、雲の上は青空で、雲海も素敵で、太陽の光もきれいでした。この光景のおかげで、飛行機に対する苦手意識はすっかり無くなりました。
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実験が始まり、人生で初の2G&μGの体験。ぐーっと押される感じとふっと解放される感じは、すごく楽しかったです。最初の1~2回は、少し酔った気がしましたが、ここは根性!“酔ったと思ったら負け、私は酔っていない!!”と思いこむことで、自分自身も楽しむことができました。もっと実験したかったなとも思いました。シートベルトをしていても、体がふわっと浮いてしまいました。無重力下で、自分自身も物体も、こんなに自由がきかなくなるとは思いませんでした。こんな貴重な経験ができて、本当によかったです。
最後にこのような貴重な機会を与えてくださった、(独)宇宙航空研究開発機構、(財)日本宇宙フォーラムとダイヤモンドエアサービス(株)の皆様に深く感謝します。ありがとうございました。
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