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教育

航空機による学生無重力実験コンテスト

過去のテーマ紹介 : メニュー第7回の概要 > 日記・体験談

過去のテーマ紹介

第7回 航空機による学生無重力実験コンテスト 

参加した学生からの日記・体験談
チーム名 テーマ名 代表提案者 日記 体験談
TGU E2 地上での比較実験が可能なビデオクリップ教材の開発 鈴木 麗
(東京学芸大学)
1.
2.
3.
京都大学/放送大学合同チーム 重力変化が血流量と自律神経活動に及ぼす影響 永友 文子
(京都大学)
1.
2.
宇宙美(そらみ) 結露の表面伝播 藤田 彩
(お茶の水女子大学)
チーム宇宙建築の夢 微小重力における中空層の伝熱特性に関する研究 星川 力
(東京大学)
北海道大学無重力ゼミ 微小重力下における超音波による水の霧化に必要な周波数 櫻田 健太
(北海道大学)
1.
2.
3.

※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。




【体験談】 TGU E2

「地上での比較実験が可能なビデオクリップ教材の開発」

東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻理科教育コース修士課程1年
野口 卓也

μG漬けの4日間

【1日目】(3/23 Tue)

東京駅朝9時半の新幹線に乗り、名古屋へ出発しました。東京‐名古屋間は意外と近いことに驚きました・・・。集合場所の名古屋空港までバスで移動。到着後、三菱重工の工場内にあるDAS(ダイヤモンドエアサービス株式会社)の方々が出迎えてくださいました。目的地に着くと、作業服をもらい早速作業に取り掛かりました(写真左)。1日目は移動日だろうなぁと思っていた私たちにとっては、かなり衝撃的な展開だったので、急いで作業に取り掛かりました。今回のコンテストには、私たちより年下の北海道大チームやマレーシアとタイの海外チームもいたので、いろいろ話したり質問したりしながら準備を進めていました。そして、無事に実験装置(写真右)を組み上げ、飛行機に搭載することができました。


 



【2日目】(3/24 Wed)

 1日目にある程度の準備は終わっているので、この日は手元でやる実験の見せ方やカメラのアングル決めに力を注ぎました。飛行機の中は結構狭く、思うようなカメラアングルにするのが一苦労でした。体が大きい僕は、ビデオカメラに写らないことが発覚!!泣く泣く搭乗を諦めることに・・・。スモールライトがほしいと本気で思いました。左の写真は、実験操作の手順です。付箋紙に書いて貼っただけのものですが、これがあったおかげで実験に落ち着いて取り組めたそうです。
 その後、EMI試験を受けました。我々東京学芸大チームは、電源がほとんど乾電池のため、飛行機の電源をほぼ使わずに済みました(笑)。やはり教員養成大学の学生なので、安価な材料を使った方が力を発揮することに気付きました。ちなみに、我々の実験装置はすべて東急ハンズ、ダイソーで買った材料で作りました!(写真右)


 



【3日目】(3/25 Thu)

 この日は朝からあいにくの雨・・・。無事にフライトするのかと不安に感じていたら、案の定2時間遅れのフライトになりました。その2時間のブランクを利用して、三菱重工の史料館に連れていってもらいました。ゼロ戦やその他の飛行機など、三菱重工の歴史を十分に堪能させていただきました(写真左)。やはり、エンジンや飛行機を見るのはワクワクします!
その後、フライト前のミーティング(写真右)を済ませ、飛行機は無事に無重力実験を行うためにフライトしました。この日の搭乗者は、東京学芸大No.1の三半規管の持ち主である院生の女の子でした。体がふわっと浮く様子の映像を撮ってきたり、実験中終始ニコニコしていたりと彼女のメンタルは半端なく強いことが分かりました(笑)。でも、しっかり実験の様子を映像に納めてきました。さすが、やることはやる女です!


 



【4日目】(3/26 Fri)

 いよいよ最終日。この日は晴天で、絶好のフライト日和でした。この日の搭乗者は、東京学芸大チームのリーダーでした!昨日やれなかった実験もやるという、重大なミッションを携えていざ出発!帰ってきた彼は、少し顔が白くなっていましたが、頑張って実験を成功させてきました。彼の撮った映像はとても鮮明でした!さすがリーダー!その後、映像を軽く解析して出来栄えを見ていました(写真左)。この日の夜は、DASの方々にセッティングしていただいた打ち上げに参加しました。今までの緊張感から解放されたのか、どのチームも皆ワイワイ騒いでいました。いろいろな年代、国籍の人が集まってそば屋で飲み会するのもなかなか無いだろうなぁ(写真右)。4日間でしたが、とても充実していました。
 さぁ!これからは撮ってきた映像を教材にする仕事が残っています!子どもたちに無重力を教えられるような教材になるように頑張らなくては!と改めて思うのでした。


 



○謝辞

最後に、私たちに貴重な体験をさせていただき、また4日間の活動を支援してくださった、(独)宇宙研究開発機構、(財)日本宇宙フォーラム、ダイヤモンドエアサービス(株)の皆様には、深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。



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