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教育

航空機による学生無重力実験コンテスト

過去のテーマ紹介 : メニュー第7回の概要 > 日記・体験談

過去のテーマ紹介

第7回 航空機による学生無重力実験コンテスト 

参加した学生からの日記・体験談
チーム名 テーマ名 代表提案者 日記 体験談
TGU E2 地上での比較実験が可能なビデオクリップ教材の開発 鈴木 麗
(東京学芸大学)
1.
2.
3.
京都大学/放送大学合同チーム 重力変化が血流量と自律神経活動に及ぼす影響 永友 文子
(京都大学)
1.
2.
宇宙美(そらみ) 結露の表面伝播 藤田 彩
(お茶の水女子大学)
チーム宇宙建築の夢 微小重力における中空層の伝熱特性に関する研究 星川 力
(東京大学)
北海道大学無重力ゼミ 微小重力下における超音波による水の霧化に必要な周波数 櫻田 健太
(北海道大学)
1.
2.
3.

※表の をクリックすると、対応する内容が下に表示されます。




【実験日記】 京都大学/放送大学合同チーム

「重力変化が血流量と自律神経活動に及ぼす影響」

京都大学大学院 人間・環境学研究科 修士2年
永友文子

3月16日 DAS入り・装置組み立て

みんなで装置を組み立てているところ

実験装置を車に山盛り積み込んで、大学を出発。

午後1時に、DAS入りしました。

DASに着いて、作業がしやすいように、みんなでμGと書かれたおそろいの“つなぎ”に着替えました。

‥このつなぎが、めちゃくちゃカッコいい!!

宇宙飛行士みたい!?と、みんなで異常なハイテンションになりつつ、さっそく実験装置の組み立てに入りました。



3月17日 EMI試験

朝から、搭載された実験装置の調整をしました。
午後にはEMI試験がありました。
航空機に全てのチームが乗り込んで、実際に航空機のエンジンをかけた上で、実験装置の動作確認をしました。
実験に使用する「心拍計」が、電磁波の干渉などの影響で正常に動くかどうか心配でしたが、何とか無事に動いてくれたのでホッとしました。

いよいよ、明日からフライト!!



3月18日 フライト1日目(池田展世)

AM7:00  起床
朝食は、ライスパワーを信じて、おにぎり一個にとどめる。

AM9:15 MEDICAL CHECK
私たちの実験(測定)は搭乗者自身の体を用いるため、搭乗日の朝、医師の健康診断を受ける必要がある。チェック項目に異常が見つかれば、この時点で私の搭乗は取り消し。一番緊張した瞬間かもしれない。無事、OKサインをいただく。よかった~!
飛行前ブリーフィングの際に、酔い止め液をクイッと飲み準備万端。

AM11:00 搭乗
滑走路にて、本実験コンテスト関係者・参加者(地上待機組)の皆様に見送られる中、最後に支援教員の神﨑先生と握手を交わし、G-Ⅱに乗り込む。

AM11:25 TAKE OFF
離陸から10分ほど足らずで飛行機が安定飛行に達したとのアナウンス。
離席し、データ測定作業の準備に入る。

PM 0:00頃 パラボリックフライト(P.F)開始
P.Fを行う空域に達し、各チームの実験準備ができ次第、機体がP.Fを行う体勢に入る旨のアナウンス。
1回目のP.F "2分前"コール 腕にはめている心拍測定器の数値を見る余裕など全くなくドキドキ・・・
"1分前"コール さらにドキドキドキドキ・・・
"30秒前"コール ドキドキ度Maxそして目に見えない敵(約2G)に襲われる。
"Now"のコールとともに、機内はμGとなり体がファッと浮かんだ!Wow!
機体が再び安定状態に入ると、離席し、次の実験(測定)準備へ。
今日は合計11回のP.Fが実施された。

PM1:40 LANDING
2時間前に飛び立った滑走路へ無事着陸。
タラップを降りると、地上待機組の皆様から拍手でお出迎え!にわか英雄気分。
DAS事務所へ移動し、フライト後の健康診断を受け、昼食をモリモリ食べる。

PM2:30 測定データ確認
チームのみんなは格納庫へ戻った機体内で測定データの確認と、P.Fに耐えられず(原因は加重?)フライト中に誤作動を繰り返したビデオカメラの修復作業へ。
私は一人、チーム控室で休息。無事フライトを終えたことの安堵感、お腹の満腹感、そして、酔い止め薬の威力やらで、無性に眠たくなって。。。。。Zzzz

PM4:00 ブリーフミーティング
各チームが、本日の実験フライト結果や問題点などを報告。
P.F初の搭乗者は感想を述べ、機長さんよりμG搭乗記念証をいただく。

PM5:30 本日の作業終了
明日の搭乗者 尾方君へ(心の中で)バトンを渡す。



3月19日 フライト2日目(尾方弘樹)

絶叫系アトラクションが大の苦手なボク。
前日のフライトを心から満喫していた池田さんを見てかなりのプレッシャーでした。
そして当日。前日は大好きなお酒を控え、当日の朝はカロリーメイトのみ。
これで吐いたら仕方ないなぁと腹をくくって搭乗しました。
ついに無重力の瞬間。2Gは上から強烈な向かい風を受けているような感覚。μGはとても軽い水の中にいるような感覚。飛行機の中はどれも味わったことのない感覚ばかりでとにかく楽しかった!!
結果、気持ち悪くなることもなく、無事に生還。楽しさで吐き気は忘れていたようです。肝心の実験のほうも無事に終了できました。



就職活動で大変だった毎日から解放されて、名古屋で“最高”の気分転換ができました。

このような機会を与えてくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました!



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